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別人の印鑑証明書を自動交付機が発行

5/25(木) 17:36配信

福井新聞ONLINE

 福井県丹南広域組合が運用する住民票の写しなどの自動交付機の利用者から「別人の印鑑登録証が発行された」との届けがあったとして、同組合は24日、同交付システムの利用を31日まで停止、システムや交付機を点検すると発表した。

 同組合によると、別人の証明書が発行されたと届けられたのは、鯖江市役所内設置の交付機。23日午後2時ごろ、市発行の「たんなんカード(証明書発行用磁気カード)」を使い、同市在住の50代男性の印鑑登録証明書を同僚の女性が取得、本人に手渡したところ、証明書が越前市の別の男性のものと分かった。

 50代男性本人が鯖江市役所に連絡し、間違って発行された証明書を職員に手渡した。検証のため再び自動交付機を使用したが、本人の証明書が正しく交付された。

 23日午前8時半からシステムの利用を止めた24日夕方までに、交付機利用の申請は143件あったが、誤発行の報告はないという。1997年のシステム導入以来、同様のトラブルは初めて。

 システムは鯖江市、越前市、越前町、池田町、南越前町で運用され、交付機は5市町に12台ある。印鑑登録証明書のほか▽住民票の写し▽所得証明書▽納税証明書▽資産証明書―の計5種類を発行。住基カードやマイナンバーカードでも利用できる。5市町内のコンビニや同市町以外のシステムとは連携していない。

 同組合の職員は24日、間違って発行された越前市の男性宅を訪れ、謝罪した。同組合は「ご迷惑をお掛けして大変申し訳ない。一刻も早く原因を特定し、復旧に努めたい」としている。

 トラブルを受け、鯖江市は土日を含む31日まで各証明書交付の窓口受け付けを午後8時まで延長。ほかの4市町も受け付け延長などの対応を取る。

福井新聞社