ここから本文です

新日鉄住金、薄板追加値上げ。国内店売り・リロール向けなど、6月出荷から5000円

5/25(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 新日鉄住金は、国内店売り・リロール・パイプ・軽量形鋼向け薄板品種(熱延黒皮、熱延酸洗、冷延、表面処理)の販売価格について、6月出荷相当分からトン5千円(約8%)値上げすることを決め、需要家・流通各社に申し入れ始めた。昨年度の値上げと合わせて累計2万5千円の値上げ。今回の値上げは4~6月期の原料炭コストが決まらない中で「主原料のコスト要因とは別に、再生産可能な適正価格・マージン実現のため」(薄板営業部)に実施する。市況分野での追加値上げに加え、ヒモ付き分野でも足元から順次、申し入れを開始している。

 新日鉄住金は、旺盛な需要を背景に薄板ラインはフル操業が続く。国内ヒモ付き分野での最大限の在庫圧縮、輸出での受注調整に加えて、店売りでの一部引き受けカットを継続せざるを得ない状況だ。今年度上期は国内外メーカーの定期修繕・高炉改修などが集中しており、当面能力タイトな状況が継続する見通し。
 コスト面では主原料に加え、亜鉛・マンガン・錫などの副原料価格についても引き続き高水準。人手不足を背景とした物流費の上昇もコストアップ要因だ。
 需要は季節要因から1~3月よりは減少しているものの、例年よりは高いレベル。堅調な自動車向けに加え、補正予算が執行される土木分野は夏場以降、インフラ整備などの案件が確実に出件される見込み。建築分野も夏場に向けて需要盛り上がりが想定されている。

最終更新:5/25(木) 6:01
鉄鋼新聞