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受験対策のコツ 一般入試スケジュール表を作成して抜け漏れ防止

5/25(木) 17:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

推薦やAOなど大学入試の多様化が進んでいますが、全体の半数以上の受験生は一般入試に臨みます。実際、2014(平成26)年度の大学入学者60万人弱のうち、56.6%は一般入試を経由して入学しています (文部科学省「大学入学者選抜について」)。
入学先が決まるまでは気の抜けない時期が続くうえ、一般入試の受験費用の負担は、思いのほか大きいものです。大学進学のために積み立てや子ども保険などで200~300万円を用意していたとしても、その1割は受験料で出て行くかもしれないことは、あまり意識されていないように思います。

大学の受験費用だけで…?

「私立大学新入生の家計負担調査 2014(平成26)年度」(東京地区私立大学教職員組合連合)によると、首都圏の私立大学の受験費用は、前年の同調査よりも5%以上アップしていて、自宅通学者で22万9,000円、自宅外通学者で25万2,600円となっています。

ちなみに過去に我が家が拠出したケースでは、国公立大学2校、私立大学5校の一般受験にかかった受験料が22万7,800円でした。受験料のほかにも郵送料や手数料、交通費などが積み重なって、一回の受験に数千円の雑費が出て行くこともあります。

費用が膨らみがちになる理由としては、受験料が高額ということに加え、私立大学では、(1) 共通問題の試験で複数の学部(学科)に出願ができる方式の導入や、(2) 地方入試の実施なども挙げられます。私立大学の受験料は1校3万・3万5,000円が多いようですが、(1)では2出願目からは受験料が大幅に割り引きされます。(2)の地方入試は、遠方の大学の受験に高額な交通費や宿泊費がかからないのがメリットです。(1)と(2)を同時に実施している大学も多く見られます。

進学先確保のための納付金を支払うとさらにプラス

一般受験では、第1志望校の発表前に進学先を確保するため、先に合格した大学に納付金を支払う場合があります。合格発表から納付金払い込みまでの日数が短い場合も多いので、保護者としては支払い期限を考えて入試スケジュールを把握することが重要です。

たとえば、国公立大学を第1志望としつつも現役で進学を目指す場合、国公立大学の合格発表前に合格した私立大学の納付金の支払い期限が来てしまうのが一般的です。私立大学のみの受験でも、スケジュール上、第1志望校の合格発表までに別の私立大学に入学金等を納入しなければならないケースもあり得ます。
納付金の金額や手続きは、「入学金のみ(一般的に延納手続き等が必要)」、「入学金と前期授業料等(入学辞退手続き後に授業料等が返還される)」など、大学により異なります。後者の場合は、入学辞退手続き後に前期授業料等が返還されるにしても、一旦は納入しなければなりません。必ず確認して納付金を確保しておきましょう。

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