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【F1】英国F4モンガーの大クラッシュ受け、各マシンのリヤジャッキポイント修正をFIAが要請

5/25(木) 17:42配信

motorsport.com 日本版

 FIAのセーフティディレクターを務めるローレン・メキーズは、今週末に開催されるモナコGPに向けて各チームに、マシンのリヤ・ジャッキポイントの変更を行うように通知を出した。英国F4で起きたビリー・モンガーの痛ましいクラッシュにおいて、マシンのジャッキポイントが事故の重大さに影響した可能性があることがわかったからだ。

【写真】”攻撃的”では無いリヤ・ジャッキポイントの例

 F1においては今後、ジャッキポイントが安全部門によって検査されることも、メキーズは認めた。

 メキーズはその通知において「過去数カ月に起きた、様々なシングルシーター・カテゴリーにおけるマシンのフロントとリヤが接触したインシデントをFIAが調査した結果、全てのF1チームのマシンのリヤ・ジャッキポイントの設計が、そういったインシデントで”攻撃的”に振る舞うことがないよう確実にしたい」と記した。

「ジャッキポイントの強度、形状、位置を考慮すると、それらは他車との接触で最初に触れる場所のひとつとなる可能性があり、他車の衝撃吸収構造のパフォーマンスを変えてしまうかもしれない」

「モナコGP以降、攻撃的なデザインのジャッキポイントの使用は許可されない。全てのジャッキポイントは、FIA技術部門の承認を得なければならない」

 何が”攻撃的”なデザインでないかを明確にするために、ジャッキポイントが”幾何学的にノーズとRIS(リヤ衝撃吸収構造)の最初の接触点でないこと”、そして”RISの表面から45mm以上突き出さないこと”と定義したとメキーズは語った。

 いくつかのデザインはすでに安全だと判断されていたため、全てのチームが変更を行ったわけではないが、変更を行ったチームは車検をパスしたようだ。

 F1テクニカル代表のジョー・バウアーは水曜日、モナコのガレージでいくつかのマシンを検査していた。

 ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーはmotorsport.comに次のように語った。

「我々はジャッキポイントを変更しなければならなかった」

「変更の理由は正当なものだ。水曜日にパーツが来たので、我々は問題無い。ジャッキのパーツを変更し、マシンにも変更を加えなければならなかったが、それほど努力を要するモノでも無い」

「それは正しいことであり、完全に支持している。それには理由があったし、学んだことがあるなら、それを変えていくべきだ」

 FIAは他のカテゴリーにおいても、同様の変更を行うとしている。

Adam Cooper