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初夏の訪れ告げる 川崎大師薪能

5/25(木) 5:47配信

カナロコ by 神奈川新聞

 川崎の初夏の風物詩「川崎大師薪能」が23日夜、川崎大師平間寺(川崎市川崎区)で開かれた。今年は同寺開創890年を記念し、能楽界をリードする26世観世宗家の観世清和さんが主演する能や、野村萬斎さんによる狂言などを上演。かがり火に照らされた幽玄な世界に約700人が酔いしれた。

【写真】日本の伝統 薪能

 同実行委員会の主催で42回目。面や装束を着けず、囃子(はやし)も伴わずに紋服のまま能の一部分を舞う「仕舞」が披露された後、火入れが行われた。カタツムリを題材にした狂言「蝸牛(かぎゅう)」では随所に笑いが起き、暗さも増した中で能「羽衣」が始まると、会場一体が幻想的な雰囲気に包まれた。

 小学6年生の郡山太智君(11)=東京都世田谷区=は「能は音楽と合っていて、消えそうで消えないかがり火もきれいでよかった。狂言も面白かった」と初めて見る能楽を堪能していた。