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神奈川県民、夏のボーナス45.4万円 2年連続で上昇

5/25(木) 15:23配信

カナロコ by 神奈川新聞

 浜銀総合研究所が今夏の県民ボーナス見通しをまとめ、民間1人当たりの支給額を前年比0・4%増の45万4千円と予測した。県内景気の回復や雇用情勢の改善を背景に、小幅な伸びながら2年連続で前年水準を上回った。同総研の小泉司主任研究員は「消費マインドが足元で改善の動きが見られる中、ボーナス支給額の上昇に伴い、個人消費は高機能家電などを中心に底堅く推移するとみられる」と分析した。

 県内では昨秋以来の円安基調や中国経済の回復効果で輸出が上向き、製造業の生産が増加。日銀横浜支店が3月に発表した企業短期経済観測調査(短観)では2016年度下期、中小企業を中心に経常増益に転じた。さらに雇用情勢が高水準で推移していることに加え、人手不足感の強まりを背景にボーナス算定基準となる所定内給与の上昇も続いていることから、今夏のボーナスは前年水準を上回ると予測した。

 企業規模別では、30人以上の県内事業所に勤める県民のボーナス支給額は0・4%増の46万4千円、30人未満の事業所では0・6%増の28万2千円。都内の大企業で働くケースが相対的に多い県外企業に勤める県民は、0・3%増の64万3千円と予測した。

 雇用者数は1・0%増加。支給対象者の割合も業績の改善や、非正規から正規雇用への転換が進むなどで0・2%増。1人当たりの支給額も増加するため、支給総額は1・6%増の1兆5580億円になる見通し。

 公務員1人当たりの支給額は2・7%増となる予想で、官民合わせた支給総額は1・7%増の1兆7640億円になる見込み。