ここから本文です

ムーディーズ、中国の信用等級を28年ぶりに格下げ

5/25(木) 17:32配信

ハンギョレ新聞

Aa3→A1、1段階下げる 成長率鈍化・負債増加が背景 中国当局「評価方式が不適切」

 国際信用評価機関のムーディーズが、中国の国家信用等級をAa3からA1に1段階降格させた。ムーディーズが中国の信用等級を引き下げたのは、1989年以来28年ぶりだ。中国当局は評価方式が適切でないとし反発した。

 ムーディーズは24日に出した資料で、中国の成長率鈍化と負債増加にともなう財務健全性悪化を憂慮して、信用等級を下方修正した。ムーディーズは、中国当局が生産性が鈍化し労働人口が減っているにもかかわらず高成長基調を維持しているとし、これを達成するためには負債の規模を増やし続けて景気を浮揚させる方法を選ばざるをえないと見通した。結局、金融と不動産バブルに依存している中国の成長戦略が限界に達したという警告であるわけだ。ムーディーズはまた、中国政府が成長率を優先視し、現在進行中の構造改革も適切な効果を上げられないまま後退すると見通した。

 今回の措置でムーディーズの中国国家信用等級は10年余り前の水準に後戻りした。今回の降格で中国の等級は韓国(Aa2)より2段階下へ下がることになった。

 こうした展望は、今秋の第19回党大会と指導部改編を控えた習近平指導部に大きな負担として作用するとみられる。安定的成長を通じて国内外の信頼と正当性を確保してこそ円滑な指導部改編も可能なためだ。ムーディーズは、中国当局が中速経済成長を維持するために努力しても、今後5年間の潜在成長率は約5%に下がるだろうという悲観的展望を提示した。ただしムーディーズは、中国の今後の信用等級展望を昨年3月の「否定的」から「安定的」に1段階高め、信用等級の追加下落の可能性は低いと提示した。

 中国の財政部当局者はこの日、ムーディーズの信用評価方式が中国経済の困難を過大評価しているとして反論した。彼は、昨年下半期以後、中国経済が安定的成長を維持していて各種のリスクは統制できる水準であるのに加え、政府の改革作業と成長が安定的に進行されるならば、2018~2020年の政府債務の危険水準は昨年と大きく変わらないと明らかにした。

北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/25(木) 17:32
ハンギョレ新聞