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バトン、事前走行なしでF1復帰の判断に自信「“役に立たない”実車テストより、優秀なシミュレーター」

5/25(木) 8:17配信

オートスポーツweb

 モナコGPでF1スポット参戦を果たすジェンソン・バトンは、2017年のマクラーレンMCL32・ホンダにここで初めて乗ることになるが、バーレーンでの合同テストに参加しても意味がなかったとして、シミュレーターのみで準備をするという判断に自信を示した。

2017年F1第6戦モナコGP水曜 ガレージで自身のマクラーレンMCL32・ホンダを見つめるジェンソン・バトン

 フェルナンド・アロンソがインディ500に参戦するため、昨年いっぱいでレギュラードライバーの座を降り、今年はチームのリザーブドライバーを務めるバトンが代役を引き受けることになった。モナコGPへの出場が決まった後に、バーレーン合同テストが開催されたため、ここで今季型マシンに乗る機会はあったが、バトンはあえて参加せず、事前準備をシミュレーターによって整えることを選んだ。

 2017年F1テクニカルレギュレーションに大規模な変更があり、マシンが大きく変わっただけに、モナコGPで初めて実際のマシンに乗るという決断に対し、バトンのやる気を疑う声も上がっていた。しかし、バーレーンとモナコのコース特性は大きく異なるため、テストに参加しても得るものはなかったとバトンは述べた。

「準備はうまくいった。ただし、新しい規則によって作られた今年のマシンにはまだ乗っていないけどね。だから完璧とはいえない」とモナコGPを前にした水曜、バトンは語った。

「バーレーンで半日走るという選択肢もあった。でもそれは僕にとっては役に立たないと思った。全く違う性格のサーキットだからだ」

「そのため、シミュレーターに乗れればそれがベストだと、チームに言ったんだ」

「マシンに慣れるためにシミュレーターにはかなり乗った。面白くなりそうだよ。レギュレーションが変わり、一年ごとに技術面に変化がある。ほとんどが同じだったけれど、いくつか違うところがある。とはいえレーシングカーであることには変わりない。少しワイドになったことに慣れれば問題ない」

 2日間のバーレーンテストでは、テストドライバーのオリバー・ターベイが初日、レギュラードライバーのストフェル・バンドーンが2日目を担当した。バンドーンは81周を走り切ったが、初日にはトラブルが発生し、ターベイは17周しか走行できずに終わった。

 バンドーンも、低速なモナコでは昨年とのマシン差は感じにくいとして、経験あるバトンなら何の問題もないと予想している。

 マクラーレンのシミュレーターは精度が高いため、これに頼ることができるともバトンは言う。

「(グランプリの週末の間に)新しいアイデアが出てくれば、それをチームがシミュレーターでテストして、方向性は正しいのか、期待どおりに機能するのか、マシンの改善に役立つのかを教えてくれる」とバトン。

「それを僕らがマシンに反映させる。疑問に思ったりはしない。相関精度が高ければ、疑問に思うようなことは全くない」

「シミュレーターでうまくやるのが難しいこともいくつかある。たとえばコーナー入口でのオーバーステアに関してだ」

「でもそれ以外は、走っていてかなりリアリティがある。ウォールにヒットしそうになると、ステアリングから手を離して、目を閉じてしまうほどだ」

[オートスポーツweb ]