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学校史切り取り問題 紀南の図書館でも対策

5/25(木) 17:00配信

紀伊民報

 全国で学校史や記念誌が切り取られる被害が相次いでいる問題を受け、和歌山県紀南地方でも書庫に移動するなど対策に乗り出す図書館が出ている。県立図書館(和歌山市西高松1丁目)によると、県内では19日時点で被害は確認されていない。

 県立図書館は県内30の公立図書館・図書室を対象に被害状況を調査。19日に集計したところ、学校史や記念誌を所蔵しているのは24施設で、いずれも「被害はない」と回答した。

 田辺市立図書館(田辺市東陽)は、17日に小中高校の百年史などの学校史や記念誌約50冊を調べたが、被害はなかった。

 これまで自由に閲覧できる郷土資料のコーナーに置いていたが、23日から書庫に移動させた。カウンターで希望を伝えれば、職員が書庫から出してきて閲覧できる。

 濱中延元館長は「1冊しか所蔵していないものがほとんどで貴重な資料。資料の保存という観点から当面の間は書庫に移すが、基本的には自由に見てもらえるようにしたいと思っている。全国の状況を見て、いずれは戻したい」と話している。

 県立紀南図書館(同市新庄町)は、郷土資料コーナーに置いていた学校史など約150冊を、切り取り問題が報じられた5月初旬に調査。館内整理日の11日にも再度確認した。被害はなかったが、11日から書庫に移した。利用制限はかけておらず、希望者は職員に声を掛ければ閲覧できる。

最終更新:5/25(木) 17:00
紀伊民報