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炭素繊維で大型部品 三光合成、旭化成と共同開発

5/25(木) 1:47配信

北國新聞社

 三光合成(南砺市)は旭化成(東京)と共同で、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の新製品開発に着手した。旭化成が開発した発泡体と炭素繊維を組み合わせ、低コストで強度を高めた中大型部品の開発を視野に入れる。付加価値を高めた新製品を大量生産し、軽量化が求められる次世代車など幅広い分野への応用を目指す。

 新製品は、軽量素材である発泡体の周囲を炭素繊維でコーティングすることで軽量化と鉄素材並みの強度を実現する。中大型部品を想定し、現在、自動車分野を中心に試作品開発に取り組んでいる。

 旭化成との共同開発のほか、既にドイツの発泡樹脂部品メーカーとは、炭素繊維と発泡樹脂を組み合わせた自動車エンジン用部品の試作品を完成させた。軽量化による燃費向上が課題となる次世代車でニーズがあるとみており、担当者は「重量のある鉄製部品から炭素繊維による部品への置き換え需要を取り込んでいきたい」と話した。

 三光合成は炭素繊維事業部を新設し、営業活動や用途開発を強化している。炭素繊維の加工能力を高める100トンプレス機も導入し、各メーカーからの加工依頼に対応している。自動車分野のほか、将来的には医療機器部品などにも用途を拡大する方針だ。

北國新聞社

最終更新:5/25(木) 1:47
北國新聞社