ここから本文です

【特集】JKお散歩、カウンセリング…女子高生ビジネス対策の今

5/25(木) 15:10配信

毎日放送

大阪で少女らを男性客と性的な行為をさせたとして、JKビジネス店の店長らが逮捕されました。摘発されても形を変え再開される店も後を絶たず、警察や行政も対策を急いでいます。規制はどうあるべきなのか?MBSでは全国に先立って規制する条例をつくった愛知県を取材しました。

“JKお散歩”その実態は…

児童福祉法違反の疑いで逮捕・送検された「なにわ学園お散歩部」の元店長・小坂洋介容疑者(34)と従業員だった金敬造容疑者(47)。金容疑者らは今年3月、男性客(36)と女子高校生(当時17歳)を引き合わせ、大阪市内のホテルで性的な行為をさせていた疑いなどが持たれています。

店は「JKお散歩」と呼ばれるもので、表向きは観光案内。しかし実態は、待ち合わせの後、ホテルに直行していたといいます。大阪に約40あるといわれるJKビジネス店。警察も違法業者の摘発を続けてきました。

少女「簡単に稼げる」

去年9月に経営者が逮捕された店は「JKカウンセリング」と呼ばれ、少女たちが個室で悩み事の相談に乗るというものでした。しかし、実際には性的なサービスが行われていたのです。MBSが潜入すると…

Q.実際にカウンセリングしに来る人はいる?
「いないです。例えば…ハグだけ、触るだけ、触られるだけ」

中にはこんな少女も…

「普通のバイトするよりかは楽やからいいかな」

「簡単に金を稼げるから」という感覚で少女たちが働いている実態が明らかになりました。捜査関係者によりますと、この店は罰金刑を受けてその直後にまたカウンセリングの店として営業を再開したとのこと。性的サービスを行わない限り違法とはならないからです。

JKビジネス対策に乗り出した名古屋

形を変えて生き残るJKビジネス。全国に先駆けて対策に乗り出した自治体があります。愛知県です。

愛知県では2年半前まで歓楽街を中心に77店舗ものJKビジネスの店がありました。そこで愛知県はおととし7月に条例を改正、「JK」を謳うすべての店を取締りの対象としました。条例では、「JK喫茶」や「JKリフレ」「JKお散歩」といったJKと名のつく店はすべて「有害」と規定。18歳未満の少女が働けないようにしました。そして、県や警察の立ち入りを可能とし罰則も設けました。

「愛知県では青少年が健全に育つために、JKビジネス店=有害役務店舗はふさわしくない。条例を施行することで、(少女が)性的被害に巻き込まれる場所・店舗が減っている」(愛知県社会活動推進課 浅野宏明課長)

警察も摘発を強化したことで、愛知県内のJKビジネス店はピーク時に比べて半分以下に減りました。名古屋を中心に青少年の見守り活動をするNPO法人代表の荒井和樹さん。条例ができてから、繁華街の様子は確かに変わったといいます。

Q.ここですか?(記者)
「そうですね、この3階ですね。女子高生がかつて接客していた店です。今は看板ごと変わってますし、店名も変わってますね」(全国こども福祉センター 荒井和樹さん)

この店は以前、JKガールズバーだったそうですが、条例ができたことで普通の居酒屋に変わったといいます。しかし、取り締りによってJK店が激減した一方で、荒井さんは少女らがより危険性のある働き方をするようになったと指摘します。

「(18歳未満の少女は)看板を掲げたJK店では働けなくなったので、ネットで自分たちがどうやったら稼げるかすごく模索していて、個人でお客さんと連絡をとって小遣いをもらったり、デートしたり。よりリスクが高い稼ぎ方をしている子が増えてきています」(荒井和樹さん)

1/2ページ

最終更新:8/2(水) 16:26
毎日放送