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投信の売越額2年半ぶり多さ、海外勢実質売り-5月3週の日本株需給

5/25(木) 16:49配信

Bloomberg

投資信託による日本株の週間売越額が2年半ぶりの高水準に膨らんだ。日経平均株価が節目の2万円に接近する中、個人投資家からの解約対応売りの動きが強まった。

東京証券取引所が25日に発表した5月3週(15ー19日)の投資部門別売買動向(東証、名証1・2部等合計)によると、投信は3週連続で売り越し、売越額は1775億円と前週の1718億円に続き高水準となった。2014年11月1週(2067億円)以来の多さだ。5月3週の日経平均株価は16日に1万9998円まで上昇した後、米国の政治不安から週後半にかけて売りが優勢となり、週間では1.5%安の1万9590円76銭と5週ぶりに反落した。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、「個人は日経平均2万円の心理的な節目に接近するところで、過去に購入した投信の手じまい売りを出している。為替が円安に一方的に進む環境ではない中、一段と強気になれない」と言う。

この他の部門別動向は、売り越しで都・地銀が8週連続(売越額189億円)。買い越しは、事業法人が4週ぶり(買越額621億円)、証券会社の自己売買部門が4週連続(550億円)、海外投資家が7週連続(302億円)。海外勢については、大阪取引所のデータで先物(ミニ含むTOPIX、日経平均型合計)では1313億円の売り越し、現物・先物の合計で1000億円超の売り越しだった。

みずほ証の三浦氏は、「海外勢は年初からの売りの買い戻しを終了した後、米国株が急落したことで新たに日本株を買うほどの状況でもないと考えているようだ。今週も為替の方向感が出ない中、売り買い均衡となっている」との見方を示した。

Toshiro Hasegawa

最終更新:5/25(木) 16:49
Bloomberg