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普段の元気で明るい表情から大人っぽさまで、いろんな自分を見てほしい――。Machicoメジャー1stアルバム『SOL』リリース記念インタビュー

5/26(金) 10:58配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

デビュー5周年を迎えたMachicoが、メジャーでは初となるフルアルバムを5月24日にリリースした。序盤こそこれまでの彼女の突き抜けるような歌声でかっ飛ばしていくような楽曲が並ぶものの、中盤以降その表現は七変化。切ない恋や報われない大人の恋、そして1日を静かに閉じられる優しく穏やかな楽曲と、既存曲も含めて次々表情を変える彼女の歌声は、必聴モノだ。今回は、今回のアルバムでその歌声に込めた想いを、Machicoに直撃。合わせて、この夏に控えるツアーやイベントに向けての、今の率直な思いも語ってもらった。

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「OVER HEAT」には、リード曲らしく『SOL』のコンセプトを凝縮

――メジャーでの1stアルバムとなりましたが、今までのアルバムと違ったところはありましたか?

Machico 基本的には“メジャー”っていうところだけですが、インディーズのときから持っていた「いろんな自分を見てほしい!」という想いはより強くなりました。

――そんな今回のアルバム、コンセプトを挙げるなら?

Machico 『SOL』には“太陽神”という意味がありまして、「みんなにとって太陽みたいな存在になりたい」、「歌で心に寄り添いたい」という想いが詰まってます。曲順で言うと、1日の流れをイメージした順番に並べました。加えて今回は、大人っぽさも兼ね備えた、自分にとって新境地を開拓できた1枚になっています。

――特に、中盤以降の新曲にそういう楽曲が多いですよね。

Machico そうですね。今回の新曲は落ち着いた感じのものが多くて、最初は「本当に“太陽神”になるの?」っていう心配もあったんですけど、既存の曲に明るい曲と合わさってすごくまとまりのいいアルバムになったと思っています。

――そんなアルバムの、新曲についてのお話をお伺いしたいと思います。まず冒頭の「ワイルドカード」は、Machicoさんの歌声の長所を全部乗せしたようなイメージがありました。「TOMORROW」のリリースインタビューでもお話したように青空がすごく似合う歌声も、『SOL』そのもののようにも感じまして。

Machico 『SOL』にぴったりな明るさを持っている曲だと思います。サビが高音から始まるので力強さを感じられるのではないかと。私も歌っていてすごく気持ちのいい曲ですね。

――ファンの皆さんも、自然とノッてくれるような曲ですよね。

Machico そうなんです。レコーディングでは勢いを意識して、同じ高音でも地声だけではなくてあえて裏声を交えていて、曲だけじゃなく歌い方でも勢いを出せたらな、と思って歌いました。レコーディングのときから、「早くライブで歌いたい!」っていう気持ちがすごく強くなりましたね。それに、この曲は絶対バンド映えすると思うので……「バンドで歌いたい!」って思いました(笑)。実はそういう曲、たくさんあるんですよ!もしそれが実現できたら、もっとソウルフルに届く曲になると思います。いつかやってみたいなぁ……。

――ライブとなると、「OVER HEAT」も皆さんも一緒に踊れる曲になりそうです。

Machico そうですね!作・編曲の岡野(裕次郎)さんも「ディスコティックな感じ」とおっしゃっていて。私もちょっと踊りながら、音の流れを自然と楽しんでいました。

――この曲が、『SOL』のリード曲なんですよね。

Machico はい。本当に“リード”っていう意味を持っているように、優しく寄り添いながら導くような曲だと思っていて。私も歌っていてすごく優しい気持ちになれます。明るい曲ではありながら、どこか切なく描かれている部分もあって。MVもずーっとニコニコ笑っていると言うよりも、ちょっと微笑むようなシーンもあるんです。

――そのMVも、『SOL』のコンセプト通りに1日の始まりからスタートするんですね。

Machico そうです!おデコを出して、部屋着姿から始まります。最初はおデコを出すことは予定になかったんですけど、メイク中に「前髪上げてるのも、かわいいよね」っていう話になって、急遽前髪を上げてナチュラル感を出すことになりまして……やっぱ、恥ずかしかった……(小声)。撮影が朝イチからだったので、「だったら……やりまぁす……(※眠そうに)」と言ったんですけど、目覚めていくうちに「だ、大丈夫かな?」ってなってきて。でも今まで見せたことのない姿なので、今は「今までとは違う私を見てください!」という気持ちです。

――ただ、そのシーンがあるからこそ1日の流れがより明確になっていると思います。

Machico そうですね!早朝の車の行き交う映像から夕焼けまで、1日が描かれているので。あと、後半の夕焼けのシーンでは、ちょっとセンチになっている私も観れるんです。

――ここでも“大人っぽさ”が観られるわけですね。

Machico そうなんです。自分でも「あ、こんな顔してたんだ!」ってびっくりするぐらい自然と大人っぽく微笑むことができていて、寄り添う感じや優しさを持っている楽曲から、力をもらえたからできたんだと思っています。

――そして歌詞にも印象的な部分が多い曲で、特に1サビの“夢見ていたいな”から2サビの“夢叶えたいね”へと一歩踏み出したところが、進み続けているMachicoさんにも重なる部分があるような気がして。

Machico ありがとうございます。私自身、「こうなりたい」という理想の姿がありまして、少しずつそこに近づけるような、自分を発揮させていただける場を与えてもらったんですけど、時折自分の未熟さを感じて壁に当たることもあって。でもそれを乗り越えて「理想の自分になりたい」とか「自分の夢をかなえたい」と思うので、そこはすごくシンクロしています。

――そんなこの曲を経ての「fantastic dreamer」は、特に2-Aメロをはじめ、言葉により説得力が生まれていたように感じました。

Machico うれしいです! 自分自身の成長や、新しい出会いがあったからこそですかね? 去年のアルバムではこの曲がラスボスみたいな存在だったんですけど、今回は幕開け感を担ってくれていて。同じ曲でもアルバムのコンセプトや曲順によってこんなに変わるんだ、と驚きましたし「これがアルバムを作るっていうことなんだ」と思った曲でもあります。

――そして続く「紅花火」は、一転して切なげな和テイストの曲で。

Machico 私、結構和メロの曲が好きで、いつか和っぽい曲を歌いたいとずっと思っていたんです。それを今回、かなえていただきました。

――歌詞も切ない、恋の歌で。

Machico そうなんです。きっとこの曲のヒロインの子は、一緒にお祭りに行った仲良しのグループの中に好きな男の子がいて……っていう状況だと思うんですよ。お祭りの賑やかさの中で片想いがどんどん大きくなって、でも気持ちは届かない。そんなひと足早めの夏の切なさを物語っている曲です。切なさや儚さって賑やかな中だからこそ余計に映えるんですよね。この曲はすごく共感できて気持ちも入りやすく、まだ結果の出ていない恋なので、「とにかく幸せになってほしい」と願うばかりです(笑)。

――そのお気持ちは、切ないけど悲しさまでは行っていない歌声にも出ていると思います。それが歌詞や切なげなサウンドと合わさることで、ちょっと青春感も感じられますし。

Machico 青春感強いですよね! 大人には味わえないピュアさをすごく感じる曲でもあるので、私の中ではこの子たちは高校生だと思っていて。あと、1コーラス目の“話しかけたけど 音に消されて 聞き返す君”っていう歌詞が大好きなんですよ。

――わかります!

Machico 最初はある程度離れた距離でドキドキしながら話しかけてたのに、音で自分の声がかき消されて、もっと近づいて、幸せに繋がる感じ。それを想像するだけで「はぁ……最高!」って思います(笑)。そういうところからもピュアさをすごく感じる曲で……改めて言葉で説明しようとすると、頭の中に情景が浮かんできてニヤニヤしちゃいますね(笑)。

――そういえば、続く「キミコンパス」も既存曲ではありますが、片想い曲で。

Machico そうなんです……あ、私の曲って両想いにはなってないかもしれない!今までいっつも「どうなるんだ?」っていうところで終わっているので。

アルバム後半、次々飛び出す新境地・初挑戦!

――そんな、わりと幸せな片想いの曲と一味違うのが、続く「摩天楼グッバイ」です。

Machico そうですね。この曲は『SOL』の中でいちばんの新境地と言っても過言ではない、幸せになれない片想いの曲です。好きになった男性に既に相手がいて、自分はずっといちばんにはなれない。でもやっぱり好きな気持ちが大きくなって、この助手席にいる……っていう女性をイメージして歌いました。

――歌い方の面では、特にどのような部分に気を配られましたか?

Machico 曲調的には90年代のJ-POPをほうふつとさせるもので、歌詞からは大人の恋ならではの悩みを感じたので、「出しゃばらない」ことにいちばん気をつけて歌いました。主人公の女の人も「いちばんにはなれない」という心境なので、私も歌でグイグイ行くよりも一歩引いたところで歌いましたね。

――内面には強い想いがあるけど、表には出さない。

Machico そうです。想いを伝えて相手を困らせたくないから、一線は越えない……っていうことを意識しながら歌いました。

――そのスタンスも、ちょっと大人っぽいですね。

Machico ねぇ!こういうちょっと危ない感じの恋っていうのも、大人っぽさがあっていいですよね。普段の私のイメージは「元気で明るい!」だと思うんですけど(笑)、歌で大人っぽさも届けられると思っていて。曲ごとにいろんな自分になれるっていうのは、声優として演じるのと同じように歌で活動させていただいている醍醐味だと思います。

――また、終盤の新曲「ココロメロディー」では歌詞も手がけられています。曲からは最初に、どんな印象を受けましたか?

Machico 園田(智也)さんの作・編曲なんですけど、「fantastic dreamer」や「マケズギライなThank you」と全然違ったバラード曲だったのでびっくりしました。最初に感じたのは物悲しさだったので、そこから浮かんだイメージを絵で起こして、それに当てはまるワードやストーリーを考えていきました。

――今回は、どんな世界観が生まれたんでしょう?

Machico ロボットの男の子が、人間の女の子に恋をする物語です。異なった生き物同士だからこそ、乗り越えられない壁や届かない切なさはあると思うんですけど、男の子はロボットなので、女の子と出会って初めて温かい気持ちを持てたんです。だからその喜びを素直に感じて、「こういう気持ちにさせてくれてありがとう」と思っている……という、気持ち的には前向きな歌なんです。

――この曲も最初片想いを思い浮かべはしたんですが、ほかの曲よりも言葉の距離感に遠さを感じたのが印象的でした。

Machico 『ひとりぼっち惑星』みたいな、何もないところでぽつんと存在するような世界観にしたくて、サビ前の「星が奏でてく」とか「星が流れてく」っていうフレーズで何億光年みたいな距離感を出せればいいなと思っていたので、それが伝わったのはうれしいです!
――そしてアルバムラストを飾るのは「カーテン」です。バラードですが、この曲は歌声からすごくクセを取られた曲ですね。

Machico はい。優しい気持ちで終わるりたいいう気持ちもあったんですけど、この曲は歌詞もメロディラインもすごくきれいなので、自分の歌声のクセ付けをするよりはまっすぐに伝えたほうがきれいさを存分に出せるんじゃないかなと思って、まっすぐ歌いました。

――おっしゃる通り、歌われている気持ちがよりそのまま届きやすいように感じました。

Machico ただ、まっすぐ感を出す難しさという壁にはぶち当たりましたね。今まで歌をうたっていて、知らず知らずのうちに自分の歌いやすい感じで声を出していたり、音の移り変わりをやっていたりしたので。それを意識的になくしつつでもしっかり感情を入れて、いかにまっすぐさと混ぜて歌いきるか……というのはすごく悩みました。

――そうしてアルバムを閉じる曲ですが、全曲「TOMORROW」からの並びだと次の日に繋がるようなイメージもあります。

Machico そうなんですよ。ぜひ「カーテン」でゆっくり眠りについて、いい気持ちで次の日の朝を迎えて、「サッ!」ってカーテンを開けて青空を見てもらえたらなと思います。

――さて、この夏はMachicoさんにとって、本当に盛りだくさんのアツい夏になると思います。まず、ソロとしては初出場となるアニサマ(Animelo Summer Live 2017)がありますね。

Machico アニサマは、事務所の先輩のMay’nさんを観に毎年のように行かせていただいていました。最初の頃は、May’nさんをはじめ出演されているアーティストさんをファンの方たちと同じような感覚で観ていたんですけど……歳を重ねて自分の活動もちょっとずつ増えてくるにつれて、「私はいつまでこの客席から、一線を走っている方を見るんだろう?」と、ちょっと切なくなった時期もあって。

――「あっち側に立ちたい」という気持ちが芽生えた。

Machico そうです。出演されている方々と同じステージで一緒に音楽を繋げていきたいと思っていたので、ソロで出られるのはめちゃめちゃうれしいです。今まで頑張ってきたことが実を結んだんだと感じました。

――当日は、どんなステージにしたいですか?

Machico とにかく楽しみたいですね。あとは、私を知らない方にも「気になる!」って思ってもらえるようなステージを見せたいです。しかも今年は1日目がソロで、2日目はアイドルマスター ミリオンスターズとして出させていただけるので、歌をうたっているときのMachicoと声を当てているときのMachicoを比べて観ていただけると思うので、そうやって2日連続で観ていただけるのも、すごくうれしいです。

――そしてその前、7月にはツアーがあります。しかも今回は会場数がまたひとつ増えて、4公演。

Machico そうなんです!(拍手)。「いつか、広島で凱旋ワンマンやりたいなぁ」っていう念願が、今年かなうんですよ!しかもファイナルを飾るということで、最初日程を見たときは「ファイナル……ファイナル!?」って思いました。

――二度見されるほどの衝撃が(笑)。

Machico まさかトリを飾る公演に選ばれるとは思っていなかったので、びっくりでしたね。今回のアルバムを引っさげてということでライブ映えする曲もたくさんあるので、デビューして5年間培ってきたものを活かして、より最高なものを広島で出せたら……って思っています。

――“Day’s Melody:”っていうライブタイトルも、『SOL』との繋がりを感じさせますね。

Machico そうですね。特に最後の“:(コロン)”は“足跡”っていう意味を持っているので、自分が歩んできた足跡という意味も込めてつけさせていただきました!

――本当に、デビューからの5年間を感じられるようなツアーをめざされているんですね。

Machico それはすごく思っています。“5周年記念ツアー!”というものではないんですけど、内容面で自分の5年間に触れられるような構成にできたらと思っています。だから『SOL』以外にどんな曲が来るのか……っていうのも、楽しみに待っていていただけたらなと思いますね。とにかくいろんなことを考えていますので!

Interview & Text By 須永兼次

●リリース情報
Machicoメジャー1stアルバム
『SOL』
5月24日発売

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:COZX-1324~5
価格:¥4,000+税

【通常盤(CD)】

品番:COCX-39951
価格:¥3,000+税

<CD>
1.ワイルドカード
2. OVER HEAT
3. fantastic dreamer
4. 紅花火
5. キミコンパス
6. マケズギライなThank you
7. 摩天楼グッバイ
8. 勇気のつばさ
9. ココロメロディー
10. ラブ★スト
11. TOMORROW
12. カーテン

<Blu-ray>
1. OVER HEAT MV
2. OVER HEAT メイキング映像
3. fantastic dreamer MV
4. 勇気のつばさ MV
5. TOMORROW MV

●配信情報
ニコニコ生放送
Machicoメジャー1stアルバム「SOL」発売&デビュー5周年記念 スペシャル特番
5月25日(木)21時~
視聴はこちら

●イベント情報
発売記念イベント
5月27日(土) 14:00スタート(13:30開場)
会場:AP秋葉原
6月3日(土) 12:00スタート
会場:アキバ☆ソフマップ1号店 8Fイベントスペース
6月4日(日) 15:00スタート
会場:タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース
6月10日(土) 12:00スタート
会場:アニメイト秋葉原
6月10日(土) 16:30スタート(16:00開場)
会場:とらのあな秋葉原店C 4Fイベントスペース
6月11日(日) 11:00スタート
会場:アニメイト広島
6月11日(日) 15:00スタート
会場:HMV広島本通 店内イベントスペース
※参加方法など詳しくはオフィシャルサイトをチェック!

●ライブ情報
ワンマンツアー
Machico Live Tour 2017「DAY’S melody:」
7月15日(土)【愛知】SPADE BOX 開場17:00/開演17:30
7月16日(日)【東京】渋谷クラブクアトロ 開場 16:00/開演17:00
7月22日(土)【大阪】OSAKA MUSE 開場 16:00/開演17:00
7月23日(日)【広島】セカンド・クラッチ 開場16:30/開演17:00

チケット料金
4,500円(オールスタンディング・女性エリア(税込)・整理番号有)
※3歳以上有料
※ドリンク代別途(アルコールの販売はございません)
※女性エリア有(女性のみご購入及びエリアへの入場が可能です。会場の構造上後方になる場合がございます。)
※参加規約有
※ライブに関する詳細、その他注意事項などはMachico公式HP(https://machi.co/)をご参照ください。

関連リンク
MachicoオフィシャルサイトMachico日本コロムビア特設サイト