ここから本文です

6試合連続2桁奪三振の楽天・則本へ提言

5/26(金) 16:32配信

東スポWeb

 楽天の則本昂大投手(26)が25日のオリックス戦(ほっと神戸)で10三振を奪い、1991年に野茂英雄(近鉄)が樹立した6試合連続2桁奪三振のプロ野球記録に並んだ。8回1失点でリーグ単独トップの6勝目を挙げるとともに偉業を成し遂げた右腕を本紙評論家の伊勢孝夫氏が分析。今後に向けての提言も行った。

【伊勢孝夫 新IDアナライザー】回を追うごとにスピードが上がってきた。前半は140キロ台後半やったのが、終盤に150キロを超える。馬力がすごい。セ・リーグにはあんな投手はいない。菅野(巨人)なんかの比じゃない。記録がかかっていたから気合も入っていたと思う。コントロールもいいからすっぽ抜けもない。WBCのときの則本はあまりよくなかったが、春先だし、則本クラスなら7割~8割の調整の時期。前倒しして早めに体をつくるのが難しかったのだろう。

 変化球もスライダー、スプリットがいい。この日、4打席連続三振の中島なんか手も足も出なかった。もったいなかったのは初回。慎重になったのか、球数が多くなった。二死二塁からT―岡田に変化球を2球続けて投げ、先制タイムリーを打たれた。あそこは真っすぐなら打たれていない。変化球待ちで真っすぐなら間に合わないし、8回を楽々無失点に抑えられていたはずだ。

 次回登板は交流戦になるが、今日のような投球をされたら、相手チームは8割方、負けを覚悟しないといけないし、セ・リーグの打者で打てる選手はいない。神頼みしかない。「則本さん、調子がよくありませんように」と祈るしかないわ。ソフトバンクの千賀もいいけど、則本みたいに尻上がりに球速が出るということはない。今は大谷もいないし、則本が球界ナンバーワン投手だ。

 この勢いなら7試合連続2桁奪三振の新記録達成の可能性も十分あるが、今後のことを考えてあえて言っておきたい。この日も126球を投げたように、三振を取るには最低でも3球は投げないといけないから球数が多くなる。野茂にしてもそうやった。体力、スタミナがあるとはいえ、シーズンは長い。次回で新記録を作ったら、もう三振にはこだわらなくていい。打たせて取るスタイルに変えて、省エネ投球にするべきだ。そして秋口になって今の位置にチームがいるならもう一度、全開にする。その時のために、あと1試合頑張ったら体力温存。あれだけの投手なんだから打たせて取るのは簡単だ。前半の疲労をためないようにしないといけない。 (本紙評論家)

最終更新:5/26(金) 18:19
東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/27(火) 18:05

Yahoo!ニュースからのお知らせ