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阪神キャンベル 活躍の裏にフロント総出の慰め大作戦

5/26(金) 16:32配信

東スポWeb

 首位・阪神が25日の巨人戦(甲子園)に6―1で勝利した。鼻骨骨折でスタメン落ちした鳥谷敬内野手(35)の代役、エリック・キャンベル内野手(30)が来日1号2ランを含む2安打3打点と大活躍。この裏には球団フロント総出の“慰め大作戦”があった。

 代打要員に成り下がっていた“悩める助っ人”キャンベルが停滞ムードのチームに活を入れた。2日のヤクルト戦以来の先発出場で初回にバックスクリーン右に飛び込む来日1号2ラン、3回にも適時二塁打を放つ活躍だ。「本塁打にこれだけ時間がかかるとは思わなかったよ。毎日球場に来る時、自分がスタメンで試合に出るんだ!という気持ちでやっている。そうしないといい状態がキープできない。(これまで)試合には出れなかったけど、状態は悪くなかったんだ」

 開幕からこの日の試合前までの成績は13試合に出場、打率2割8分、2打点。左手首痛で出遅れた上に冴えない代打生活を送り続けてきたが、決して腐らずに結果を出せたのは四藤球団社長らフロント総出の「慰め大作戦」があったからだ。

 フロント幹部の一人はキャンベルに「自分はダメなんだとか考えなくていい。過去の助っ人と違うのはチャンスをまだもらえていないということ。もらって打てないなら悩むのも分かるが、現状では試合に出ていない。いい意味で堂々とし、チャンスを待つことが大事なんだ」と進言。別の幹部も「金本監督は苦労人。努力で這い上がったから、一生懸命の選手を絶対にむげにはしない。必ずチャンスは来る。だから、それまでは自分ができるだけのことをしてアピールすること。監督に新たな外国人を獲る考えはないから頑張ることだ」などと言ってきたという。

 ベンチウオーマーだったキャンベルが試合の攻守交代時に外野手のキャッチボール役を志願したり、16日の中日戦(甲子園)前に「親子試合」となるウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)にこれまた志願で出場したのもフロント陣の「慰め」あってのことだ。20日のヤクルト戦(神宮)で代打出場したキャンベルが左前打を放つとその試合後、フロント幹部は食事会を開催。たった1本のヒットにそこまでするのも出番に恵まれないキャンベルに頑張ってほしいからこそだった。

 この日の巨人戦後、金本監督は「キャンベルはもともとミートが上手。(本塁打は)大きかった」と感謝しながらも「(これでチームの)層が厚くなった感じがする。チーム内で競争がシ烈になってくる」と発言。キャンベルの前途はまだまだ厳しそうだが、必死の「慰め」をしてくれるフロント陣のためにもやるしかない。

最終更新:5/26(金) 18:20
東スポWeb

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