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藤井四段19連勝“ひふみんアイ”取り入れ快進撃

5/26(金) 16:32配信

東スポWeb

 破竹の勢いだ。プロデビュー戦からの公式戦連勝記録を更新し続ける史上最年少の天才棋士、藤井聡太四段(14)が25日、竜王戦ランキング戦6組決勝(東京・将棋会館)で近藤誠也五段(20)を破って同記録を「19」に伸ばし、決勝トーナメント進出を決めた。

 近藤五段はプロ入り1年で異例の王将リーグ入りを果たすなど、注目の存在。しかも今年は14勝1敗と最も強い若手であり、藤井四段が負けるという見方が多かった。午前10時に始まった対局は激闘10時間弱、102手で近藤五段が投了し、決着がついた。

 藤井四段は「終始攻め続けたのが良かった。タイトル(竜王など)への挑戦は大きな目標ですが、まずは一局一局、指していきたい」と思春期真っ盛りとは思えない落ち着きぶりで報道陣を“圧倒”した。

 プロ入り初の賞金90万円獲得にも舞い上がることなく「特に使い道はないです」と淡々と語る。

 藤井四段自身が「対局に慣れてきた」と言う通り、中盤では近藤五段が席を外した隙に、ひふみんの愛称で知られる加藤一二三九段(77)の得意技で、相手側に回り込んで相手の目線で盤面を研究する“ひふみんアイ”を実戦で取り入れるなど終始、伸び伸びとしていた。

 この日の“勝負メシ”は将棋会館近くの「ほそ島や」のチャーシュー麺(900円)。夕食休憩を挟んで午後6時40分に再開された終盤戦では形勢を一気に有利に運び近藤五段は防戦一方に。そのまま藤井四段が攻め抜け、午後7時37分に投了に追い込むまでの手さばきは鮮やかだった。

 19連勝で公式戦の連勝記録(デビュー戦からでない連勝も含む)は歴代単独7位につけた。最多記録は神谷広志八段(56)が1987年に達成した28。20連勝の大台がかかる次回は6月2日、棋王戦予選(関西将棋会館)で行われる澤田真吾六段(25)との対戦。将棋マニアの間では「今後の対局予定からすると、澤田六段に勝てば、神谷超えもあり得る」と言われている。藤井四段の勢いは止まらない。

最終更新:5/26(金) 16:32
東スポWeb