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フジ亀山社長、退任で「責任を痛感」社内の制作能力には自信 最後の定例会見

5/26(金) 15:06配信

デイリースポーツ

 6月に退任するフジテレビの亀山千広社長が26日、都内の同局で行われた最後の定例記者会見に出席した。冒頭で「4年間本当にお世話になりました」とあいさつ。局内の能力が他社に負けていたわけではないと明言し、「そういう能力を最大限に発揮させる環境をつくれなかった」と自身の力不足をわびた。

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 「視聴率の回復を託されながら、なかなか回復の道筋がつくれないまま、業績が落ち込むという責任を痛感しております」と振り返った。「フジテレビの制作能力、社員個々の制作能力が他社に劣っているわけではなく、私がそういう能力を最大限に発揮させる環境をつくれなかったことがこの業績につながっているのかなと思い、申し訳なく思いますし、残念でなりません」と社長である自身に責任があるとの考えを示した。

 13年6月の就任以来、4年間、「笑っていいとも!」、「ライオンのごきげんよう」など、多くの長寿番組を終了させる改革を断行してきたが、視聴率は低迷から脱却できなかった。「やり残しは視聴率の回復だけです。どうすればというと、僕に秘策があるわけではないが、社員の能力は劣っているわけではない」と改革を結果に結びつけられなかったことを悔やんだ。やって良かったと感じることはという質問には「結果がすべてなので、やってよかったと皆さまの前で言えることはありません」と言い切った。

 「改革の道半ばで、多少なりとも自信を持ってつくっている番組は増えてきましたし、必ずやその能力が集結すれば上昇気流にのれると思いますので、次の体制に期待したい」と今後の浮上に期待した亀山社長。「変わる、変わらなきゃいけないという中で私が責任をとって退任するということであります。4年間、ありがとうございました」と自身の責任と、周囲への感謝を口にした。

 11日の役員会で社長の退任が内定。6月の株主総会で正式に決定する。今後はBSフジの社長に就任する予定だ。亀山社長はドラマプロデューサーとして「ロングバケーション」、「踊る大捜査線」といったヒット作を連発。大多亮氏とともに、フジテレビの黄金時代を代表するクリエイターだった。