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あんなにセクシーだったのに…『20センチュリー・ウーマン』のオバちゃん女優アネット・ベニングがそれでも魅力的な理由

5/26(金) 7:10配信

dmenu映画

アネット・ベニングという女優の名前と顔が一致する人はちょっとした映画通だろう。現在59歳の彼女は、最新作『20センチュリー・ウーマン』でのゴールデングローブ賞ノミネートをはじめとして、同賞には受賞2回を含むノミネート歴7回、アカデミー賞ノミネート歴4回など多くのノミネートおよび受賞歴がある一方、ハリウッドきってのプレイボーイと言われたウォーレン・ベイティの妻で4児の母親と、様々な顔を持つ大変興味深い女性である。しかしこれほどまでの大女優でありながら、比較的ローキー(目立たない状態)を保っている理由は、彼女自身の職人気質によるところが大きい。「美しく着飾るのもいいけれど、それは女優の仕事とは関係ない」と言う彼女は、人間として自身が成長するにつれ、その時期の等身大の自分を演じる役柄に投影しているように見える。波乱に満ちた人生の一方で、古典派からセクシー女優を経て、肝っ玉母さんとなっていく女優としての姿が本人像と大きく被るベニングに、素敵な歳の重ね方を学ぶことができる。

熱血舞台女優の20代からセクシー映画女優の30代へ

映画へのデビューは女優としては遅い30歳近くであったが、それまでに舞台女優としてニューヨークで活動し、すでに高評価を得ていた。もともとは高校生の時にシェイクスピア劇を見て感動し演技への道を歩み始めたというだけあって、「『お気に召すまま』のロザリンドを演じられるなら死んでもいいと思っていた」と芝居へ傾倒していた当時を語る。映画界に入ってからも、著名な監督や俳優たちと演技について語り合うのが楽しかったようだ。長編映画2作目となった『恋の掟』では、舞台で培った古典作品の経験を生かした演技力と、イングリッド・バーグマンを彷彿とさせる正統派の美貌、そして男を骨抜きにするセクシーさで注目を浴びた。

ブレイクスルーとなったのは、翌年公開の出演作『グリフターズ/詐欺師たち』。女であることを武器にペテン師として渡り歩く小悪魔的魅力の女性を演じ、初のアカデミー賞ノミネートを果たした。そしてこの演技がウォーレン・ベイティの目に留まり、その後の人生を大きく変える『バグジー』に起用された。

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最終更新:5/26(金) 12:14
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