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軽量防音パネル開発 岐阜プラスチック工業

5/26(金) 9:05配信

岐阜新聞Web

 岐阜プラスチック工業(岐阜市神田町、大松利幸社長)は、樹脂製ハニカムコア材「テクセル」を用いた防音パネル「SAINT(セイント)」を開発した。軽量でありながら、音を反射させない吸音効果と音を通さない遮音効果を有するのが特徴。工場内の騒音対策などとして提案し、初年度1億円の売り上げを目指している。
 テクセルは六角形のセルの集合体の構造をしており、セル一つ一つの表面に微細な穴を設けることで音が侵入・減衰し、反射しない仕組み。ウレタンやグラスウールなどを重ねると、さらに相乗効果によって幅広い音域で吸音できる。
 一般的に遮音効果を得るには鉄板など重い素材が使用されるが、セイントは遮音シートを重ねることで軽量でありながら優れた遮音性能を実現した。スピーカーをセイントで囲って騒音レベルを計測すると、吸音材と遮音シートの組み合わせで最大18デシベルの軽減結果が得られた。10デシベルの軽減で約3分の1の大きさに聞こえるという。
 騒音レベルの高い工場では作業環境測定結果の評価による区分に応じた対策が必要で、高まる工場内の騒音対策ニーズに対応する。音源となる機械などを囲むことで工場内の環境改善ができる。軽量のため基礎工事を省けて容易に施工できるのも特徴で、得意とする樹脂の加工技術で最適な囲い方を提案する。
 セイントは厚さ20ミリのテクセルを使用し、穴は直径1ミリ。ラインアップは吸音主体のスタンダード、テクセル2枚を使ったハイスペックの2タイプ。吸音、遮音の効果を組み合わせながら用途に応じた提案活動を展開する。導入拡大を図るため、取り扱い店のネットワーク構築にも着手する。

岐阜新聞社

最終更新:5/26(金) 9:05
岐阜新聞Web