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モリアオガエル産卵 新緑に膨らむ命の泡

5/26(金) 8:56配信

福井新聞ONLINE

 福井市の足羽山にある福井市自然史博物館前の天魔池(てんまがいけ)でモリアオガエルの産卵が始まっている。25日には、水辺のヒサカキの枝に付けられた白くふんわりした泡の中に、産卵している姿が見られた。命育む白い泡が新緑に映える光景は、初夏の水辺の風物詩―。

【動画あり】モリアオガエル産卵

 同館によると、泡は体内から出した粘液で作られ、後ろ足でこねて直径10~15センチの塊とし、一つに数百個の卵を産み付けるという。泡は乾燥から卵を守る役割を果たす。この日は、産卵する1匹の雌に、複数の雄がつかまっている様子も見られた。

 同池では例年、5月下旬に10個ほど泡の塊が現れる。同館の出口翔大学芸員(27)は「木に付いた白い泡を見て、そろそろ梅雨だなあと感じた」と話していた。約1週間で泡の中でふ化してオタマジャクシとなり、池に落ちる。

福井新聞社