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「竜王戦を臨江閣で」 前橋市が対局地に名乗り 決まればタイトル戦11年ぶり開催

5/26(金) 6:01配信

上毛新聞

 将棋タイトル戦の最高峰の一つ、竜王戦(日本将棋連盟、読売新聞社主催)の7番勝負の対局開催地に前橋市が名乗りを上げていることが、25日分かった。現在改修中の群馬県・前橋市指定重要文化財、臨江閣(同市大手町)を会場に誘致している。開催が決まれば、県内では渋川市伊香保町伊香保のホテルで開かれた2006年6月の名人戦第5局以来、11年ぶりの八大タイトル戦。

◎7番勝負の第3局で調整

 今春行われた竜王戦対局開催地の公募に前橋市が応募した。

 臨江閣は明治期の迎賓館として設置された。1884(明治17)年に建造された本館と茶室は県重要文化財に指定され、1910(明治43)年建造の別館も市重要文化財。屋根のふき替えや耐震補強、空調整備工事のために休館中で、7月までに工事を終える。

 関係者によると、10月開幕予定の第30期竜王戦7番勝負で、前橋では11月4、5日の第3局を行う方向で調整しているという。臨江閣を管理する市文化財保護課は「改修のこけら落としとして、素晴らしい棋戦の会場を全国に披露したい」と期待する。会場に決まれば、プロ棋士による大盤解説も予定する。

 取材に対し、連盟は「前橋を含む十数カ所を候補地として選考を進めている」と説明した。

 竜王戦は名人戦と並び、最も権威のあるタイトル戦。現在の渡辺明竜王(33)は通算11期。藤井猛九段(46)=沼田市出身=は1998年から2000年にかけて3期連続で竜王位に就いた。中学生棋士の藤井聡太四段(14)は25日、竜王戦の予選を突破し、デビュー19連勝とともに決勝トーナメント出場を決定。藤井四段を含め11人で争う同トーナメントの勝者が渡辺竜王に挑戦する。

最終更新:5/26(金) 17:07
上毛新聞