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新幹線で放火 男を岡山駅で逮捕 走行中、けが人なし

5/26(金) 12:54配信

山陽新聞デジタル

 26日午前11時15分ごろ、JR岡山駅に到着直後の山陽新幹線新大阪発鹿児島中央行き「みずほ615号」(8両編成)の先頭車両内に「火を付けた男がいる」とJR西日本岡山支社の社員から110番があった。火は乗客がペットボトルの飲料水で消し止めたが、座席の一部が焦げ、駆け付けた岡山県警鉄道警察隊員が現住建造物等放火未遂の疑いで、いずれも自称の神戸市東灘区住吉南町、無職の男(80)を現行犯逮捕した。乗客約350人にけがはなかった。

 県警によると、男は「座席を燃やそうとした」と容疑を認めている。「自宅のマンションのことが嫌だ」などと意味不明なことも話しているといい、列車を実況見分するとともに詳しい動機を調べる。

 逮捕容疑は、岡山駅到着直前の26日午前11時10分ごろ、1号車の前から11列目の窓側の座席に、ライターで火を付けたA4判の書類数枚を置き、放火しようとした疑い。

 当時、1号車には約10人が乗車し、10列目の女性客が焦げた臭いに気付いた。振り返ると座面から火の手が上がり、12列目付近に容疑者とみられる男が立っていた。消火したのは岡山駅で乗った男性客だったという。

 県警によると、男は1人暮らしとみられ、新大阪―小倉間の自由席切符を所持。逮捕時に抵抗する様子はなかった。

 JR西日本によると、615号は岡山駅に約1時間停車。乗客を降ろした後、実況見分などのため博多総合車両所岡山支所(岡山市北区)に移送した。同列車が岡山―博多間で運休したほか、下り7本が最大19分遅れ、約4600人に影響した。

 兵庫県警によると、男は25日午後11時半ごろ、同県西宮市の阪神電鉄武庫川駅で駅員に「助けてほしい」などと訴え、駆け付けた警察官が甲子園署に一時保護。26日朝、大阪府の親戚に引き渡していた。