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ドレスだけじゃない!カンヌ映画祭“女たち”の熾烈な戦い

5/26(金) 19:10配信

dmenu映画

クオリティのカンヌ映画祭く でも一番の話題はレッドカーペットのドレス

格式もクオリティも話題性も抜きんでるカンヌ映画祭ではあるが、とはいえ話題となるのはレッドカーペットで繰り広げられる女優たちのドレス戦争である。テロの影響か女優やセレブのカンヌ入りが寂しかった昨年、女優らが抜けた穴を埋めたのはケリング社とも関係が深いスーパーモデルたちと、世界各地域でロレアル・アンバサダーをつとめる様々な国籍・年齢層の女優たちだった。

【画像】『光』に出演の水崎綾女

このロレアル・アンバサダーのアジア代表は現在もっぱら中国の女優たちが務めている。今年はファン・ビンビンが審査員になったのであまり目立たないが、ここ数年、レッドカーペット女王はファン・ビンビンかアイシュワリヤ・ライ。つまり中国vsインドの戦いだった。手の込んだ豪華絢爛なドレスはさすが三大文明発祥の地、はははぁ~とひれ伏したくなるほど見事なものである。

ただし、カメラマン向き女王は露出度で勝負のベラ・ハディッドら若いスーパーモデルたち。スリットが腰まで切れ込んだドレスや、ほとんど金太郎前掛けのようなはみ出しまくりのドレスで、ちらりぽろりかまわずポーズを取る。彼女たち、映画に出たことも、出る気もなさそうなんだけどなぁとちょっと哀しくなったりもするのだ。

一方、本来の主役である女優には、この数年、肝心の所だけ透けにくくなっているトランスペアレンシーな、もしくはレーシーなドレスが流行で、若手だけではなく、50代にならんとする女優たちもこぞって透け感ドレスをまとい妖艶さを醸し出している。スーパーモデルのスタイルと若さに女優オーラで勝負という感じだ。

しかし、しかし、しかぁぁし。そこに日本女優の入る隙は“ない”。ドレス文化になれていないということもあるが、コスチュームデザイナーである筆者の妹によると「根本的な体型の違いはいかんともしがたい」そうで、それならどうにかしようがありそうなもの……と考えると着物を着ればいいじゃんと、筆者は思う。

実際『無限の住人』で、役柄に合わせて真紅の振り袖をまとった杉咲花は、ちゃんとレッドカーペットの華になった。木村拓哉の言葉によると「カメラマンが離さないんですよ。もう三池も木村もいらない! といわんばかりに花ちゃんばかり撮られていました。それを見ても、日本には日本の良さがあるんだから、もっと意識的に日本らしさを打ち出してもいいんじゃないかと思いましたね」

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最終更新:5/26(金) 20:19
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