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原爆死没者名簿に風通し 長崎市職員、17万2269人分 追悼平和祈念館

5/26(金) 10:35配信

長崎新聞

 長崎原爆の犠牲者を慰霊する8月9日の平和祈念式典を前に、17万2269人分の原爆死没者名簿175冊の風通しが25日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館であった。

 名簿に風を当て保存状態を確認するため、市が毎年している。名簿には昨年7月31日までに亡くなった人の氏名、死亡年月日、年齢が記されている。そのうち長崎原爆の死没者は17万2230人。前回より3487人増え、二重に記載されていた人を24人削除した。広島原爆の死没者も遺族らが希望した場合は登載しており、13人を追加し39人になった。身元不明者のための白紙の名簿も1冊含まれている。

 市職員11人が、原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて黙とう。修学旅行生らが見学する中、白い手袋を着け、床一面に並べた名簿のページを丁寧にめくった。

 風通しをした市援護課の占部龍弘さん(19)は「貴重な体験。これだけ多くの方が亡くなったのだと、戦争の悲惨さをあらためて感じた」と話した。昨年8月以降に亡くなった人の記帳は6月5日から始め、平和祈念式典で奉安する。

長崎新聞社

最終更新:5/26(金) 10:35
長崎新聞