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オスプレイ配備「賛成」5 佐賀県内20市町首長アンケート 「米軍利用反対」8市町

5/26(金) 12:09配信

佐賀新聞

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀新聞社は県内20市町の首長に配備計画への賛否や米軍利用に対する考えなどを問うアンケートを実施した。計画に対して「条件付き」を含めた賛成が5人、反対は1人だった。一方で、米軍利用に関しては「条件付き」を含めて賛成4人に対し、反対は8人だった。

 配備計画に賛成は武雄市、小城市、上峰町、玄海町で、鹿島市が「自衛隊の利用に限定してやむを得ない」と条件付きで容認。反対は伊万里市だけだった。鳥栖市、基山町、みやき町、大町町の4市町は「分からない」とした。

 「その他」が10市町で、多久市と太良町は「詳しい情報が必要」「説明不足」などと回答。このほか「意見を述べる立場にない」(神埼市、唐津市、吉野ケ里町)、「佐賀市や漁協など当事者が協議中」(嬉野市)、「県(全体)として検討・決定されるべき」(江北町)、「現時点では判断しづらい」(白石町)、「国が必要性を説明すべき」(有田町)などとして賛否の表明を控えた。

 佐賀市は、空港建設時に県と漁協などが交わした公害防止協定の覚書付属資料にある自衛隊との共用を否定した文言に関して「整理が必要」との立場で、「これまでの経緯、県の対応などを踏まえ対応を検討する」とした。

 訓練移転や施設の一時利用を含めた米軍の利用に関しては、賛成が玄海町、「条件付き賛成」が武雄市、白石町、有田町。「北朝鮮など今の国際情勢から見れば、米軍の一時利用なども考慮すべき」(白石町)、「安全性も考慮すべきだが、国防のために必要なら利用すべき。戦略的位置付けで考える」(有田町)、「沖縄の負担軽減を考えて基本的に賛成。飛行時間帯の制限等の確保や地元への説明と理解は必要」(武雄市)としている。

 反対は佐賀市、小城市、伊万里市、多久市、鹿島市、基山町、江北町、太良町。治安悪化への懸念などを理由に挙げている。

 計画予定地33ヘクタールが県の条例で定める環境アセスの対象外になっている問題に関しては「条例に沿って対応すべき」が武雄市、鹿島市、上峰町、有田町の4市町、「防衛省に自主的なアセスを求めるべき」が佐賀市、伊万里市、小城市、玄海町、白石町、太良町の6市町。「住民感情を考えた場合、それに代わるものがあればいい」(基山町)、「今後、アセス実施が論点となるなら自主的にでも実施されるべき」(江北町)との意見もあった。

 調査は4月下旬から5月上旬にかけて実施した。

最終更新:5/26(金) 12:09
佐賀新聞