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国体運営費「全額負担了解してない」 むつ市長が県に猛抗議

5/26(金) 12:20配信

デーリー東北新聞社

 2025年に青森県内で開催予定の「第80回国民体育大会」の競技運営費などを巡り、むつ市の宮下宗一郎市長は25日、青森市で開かれた県市町村長会議・市の部で、各競技の開催地となる市町村の経費負担について質問。県側が「基本的には開催地の(全額)負担を打ち出し、了解をいただいている」と答えたのに対し、宮下市長は「了解したつもりはない。看過できない」と激しく抗議した。

 現在、バスケットボールとフェンシングの競技会場に内定しているむつ市。宮下市長は「国体開催に当たっては、市としてもできる限り協力する」と述べたが、「市町村が意見を言う機会がなかったのに、(市町村の全額経費負担を)決めるのはおかしい」と指摘。

 これに対し、県側は「昨年8月の国体県準備委員会常任委員会で経費負担の方針を決めており、メンバーには市長会と町村会も入っている。その後の市町村担当者会議やヒアリングでも内容(経費負担)を説明している」と了解済みとの認識を示した。

 宮下市長は会議後の取材に、「市長会から説明はなかったし、市町村として意見を問われたわけではない。3月に県に問い合わせして、全額負担であることが分かった。説明が不十分で、不誠実だ」と憤り、「岩手県で国体が開催された際には、運営費も県が支援している」と付け加えた。

 また、同市でボートとセーリングの2競技の開催も検討中だったことを明かした上で、「試算では2競技で5億円ほどかかる。市の単独支出であれば、話はなかったことにしてもらう」と白紙撤回する考え。バスケットボールとフェンシングについては「すでに開催を約束しているので、筋は通す」と話した。

 市長会が県に対して施策の提言などを行う同会議には、宮下市長や大平透八戸市副市長、小山田久十和田市長、種市一正三沢市長ら県内10市の代表者と、三村申吾知事や中村充教育長ら県幹部が出席した。

デーリー東北新聞社