ここから本文です

地元の昔話を絵本に 「いたずらきつね」制作 平塚の高村さん

5/26(金) 19:59配信

カナロコ by 神奈川新聞

 平塚市大野地区に伝わる昔話「三谷(さんや)のいたずらきつね」を子どもたちに親しんでもらおうと、地元の松が丘地区郷土誌編集委員の高村忠夫さん(75)が絵本を制作した。高村さんは「こんな物語があるんだと、地域の子どもたちに知ってもらえたら」と話している。

 2015年10月に郷土誌をまとめた際に、高村さんが表紙の絵を担当したのがきっかけ。活字だけで同誌に掲載した昔話を子ども向けの絵本に、という依頼を昨夏に受け、約半年かけてカラーA4判15ページの1冊に仕上げた。

 物語の舞台は、江戸期とみられる旧大野村。三つの山に住む3匹のキツネのうち、いたずら好きな1匹が仲間のキツネや村人に迷惑を掛けてしまうという内容となっている。

 鉛筆と絵の具で素朴な挿絵に仕上げた高村さんは「村人の着物が全く分からず、時代考証が大変だった」と振り返る。

 本は50部発行し、既に市中央図書館や地元の小学校に配布。小児科医院などに置かれているという。