ここから本文です

地域課題解決へ「カレッジ」開校 南足柄市と富士ゼロックス

5/26(金) 20:59配信

カナロコ by 神奈川新聞

 南足柄市は、市内に事業所を置く企業とともに、市民が主体的に地域課題の解決策を考え、実践する組織を立ち上げる。2015年度から地域活性化や人材育成などを目的に試行してきた活動を、さらに定着させるために拠点を設置。初年度は「人材育成」と「防災」の分野を中心に取り組む。

 市と富士ゼロックス(東京都港区)は15年度、地方創生活動「南足柄みらい創りプロジェクト」を始動した。市内外から参加した市民が南足柄の魅力や課題について対話会で自由に話し合い、解決のためのアイデアも考え、実践してもらう取り組みだ。

 これまでに、交流人口を増やすために初のご当地マラソン「天狗(てんぐ)のこみちマラソン」、地元の子どもたちに海外や首都圏の同世代と交流させるために「キッズサマーキャンプ」などを具現化してきた。

 活動も3年目を迎え、市民主体のまちづくりの取り組みを根付かせるため、市と同社は28日、「南足柄みらい創りカレッジ」を“開校”する。拠点事務所を市女性センター(同市関本)に設けるほか、市民らの活動の場として市内施設とも連携を図る。

 初年度はこれまでの2年間の話し合いで出たアイデアを基に、「協働」「人材育成」「産業創造」「防災」の四つの分野で計12プログラムを用意。大雄山最乗寺(同市大雄町)に図書館をつくる構想や、避難所で使用できる段ボール商品の試作品開発、市内外の子どもたちが楽しみながらまちの将来を考える体験型キャンプなどのメニューが並んでいる。

 「開校後、対話会を行うため、プログラムはさらに増える可能性がある」と市企画課。「市民らとともに南足柄を元気づけるとともに、将来まちづくりを担う人材も一人でも多く育てていきたい」と意気込んでいる。

 28日は市文化会館(同市関本)で開校記念式典を開いた後、市役所(同)で最初の市民対話会を行う。問い合わせは、同課電話0465(73)8001。