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「異論を唱えるのは義務」型破りな首席・補佐官会議

5/26(金) 8:15配信

ハンギョレ新聞

文大統領「反対意見を出すのに躊躇するな」  肩書・書き取り・事前の結論“3無”  大統領府内部でも仕切りのない会議を強調

 「首席・補佐官会議は疎通し、共有して決定する場です」(文在寅大統領)

 「大統領の指示事項に異論を唱えてもいいですか?」(イム・ジョンソク秘書室長)

 「してもいいのではなく、義務です。会議結果のブリーフィングで『反対意見や内部で激論があった』と国民に申し上げてもいいです」(文大統領)

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が25日午前、大統領府与民館で主宰した最初の首席・補佐官会議は、初めから“型破り”の連続だった。大統領が指示すると首席たちが熱心に手帳に書き留めていた朴槿恵(パク・クネ)政権時代の首席秘書官会議の様子とは雲泥の差だった。以前の政府では首席秘書官会議と呼んだが、新政府は首席秘書官と補佐官(経済・科学技術)を包括する首席・補佐官会議に名称を変えた。イム・ジョンソク秘書室長、チャン・ハソン政策室長、チョン・ウィヨン国家安保室長をはじめ、首席秘書官らが出席した。

 文大統領は、出席者たちと握手を交わした後、直接注いだコーヒーを持って「私にとっては10年ぶりの首席秘書官会議で、感懐が深い。この首席・補佐官会議は、大韓民国の未来を左右する国政アジェンダを取り上げる会議だ」という言葉で会議を開始した。文大統領は「この会議は大統領の指示事項を伝達する場ではなく、一緒に共有し、討論を通じて決定する場」だと強調した。「反対意見を出すことを躊躇しないでほしい」と要請しながら、「よく分からない分野については荒唐無稽な話でもしなければならない」と述べた。素人の常識的な疑問が机上の空論と無理な政策決定を正すうえで役に立つということだ。チョン・ビョンホン政務首席は「荒唐無稽な話でもいいと言われて、安心している」と話した。

 大統領府は「肩書・書き取り・事前の結論のない3無会議」と意味づけた。文大統領は「今後、同会議では書き取りも、会議資料も必要ない」とし、「ノートパソコン会議で進める。業務システムの『e知園』がアップグレードされれば、私たちの会議は電子文書で自動保存される」と述べた。書き留めなくても、大統領の指示事項などがe知園を通じて記録・伝達され、後の業務に支障がないということだ。

 文大統領は、大統領府内部の仕切りもなくすと述べた。文大統領は「政策・安全保障・政務事案の区分があいまいだが、安保や政策事案でも政務的判断が必要な事案を首席・補佐官会議で論議しよう」とし、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代にイラク派兵と韓米自由貿易協定(FTA)の推進過程で起きた試行錯誤が政務・政策・安保ライン間の壁に起因したことを振り返った。

 同日の会議では韓米首脳会談の準備状況、特殊活動費関連の報告などが取り上げられ、文大統領は雇用追加補正予算案が6月の臨時国会で処理されるよう最善を尽くして欲しいと述べた。

 文大統領は会議を終え、「やっと何かまともに稼動しているような気がする。今からは大統領一人ではなく、チームプレーだ」と述べた。文大統領が主宰する首席・補佐官会議は月曜日と木曜日に週2回開かれる。

イ・セヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

 

最終更新:5/26(金) 8:15
ハンギョレ新聞