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大火復興盛り上げ 山口さん(高岡)糸魚川で自作絵本原画展

5/26(金) 23:48配信

北日本新聞

 高岡市石瀬の元教員、山口真喜子さん(61)は、昨年12月に大火に見舞われた出身地の新潟県糸魚川市内で、自作した絵本の原画展を初めて開催する。絵本は2011年に出版し、同市の小学校や保育園などに100冊を寄贈した。「たくさんの人に見に来てもらい、古里を盛り上げたい」。復興への願いを込めた個展は29日に開幕する。

 山口さんは2007年まで新潟、富山両県の小中学校や特別支援学校で教壇に立った。その後は高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所で指導し、16年3月まで高岡市教育センターに勤めた。

 大火は昨年12月22日に糸魚川市中心部で発生し、147棟を焼いた。山口さんは周辺が高校時代の通学路で同級生の家も被害に遭ったという。今年1月に現場を目にし「楽しい思い出が燃え、そぎ取られたような気持ちになった」と振り返る。

 原画展は糸魚川市民図書館が企画し、29日から6月11日まで市役所市民ホールで開く。4日は山口さんが講師となり、小中学生20人を対象にした絵本作りのワークショップを行う。

 火災現場は市役所から300~400メートルにあり、同図書館によると、現在はがれきが撤去され、建物の土台だけが残っている状態だという。市内では「がんばろう糸魚川」を合言葉に復興に向けた各種イベントが開かれており、関澤一同図書館係長(49)は「富山県民にもぜひ来場いただき、市街地も散策してもらいたい」と話す。

 今回出展する絵本は身近な生き物を題材にした「ともだちっていいな」。クレヨンや絵の具、色鉛筆で描いた愛らしいカタツムリやドングリなどが登場し、子どもの興味・関心を引きやすいように目が大きく描かれているのが特徴だ。制作中の十二支を取り上げた「ともだちのわ」の原画を含め、B4サイズが中心の72点を紹介する。

 山口さんは「子どもたちが元気になり、絵本に親しむきっかけになればうれしい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:5/26(金) 23:48
北日本新聞

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