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新花・虎太郎さん「道究めたい」 にし茶屋街、白山・一里野出身

5/26(金) 2:14配信

北國新聞社

 白山市出身の花外(はなそと)麗(うらら)さん(19)は29日、金沢市のにし茶屋街の「明月(めいげつ)」から「虎太郎(こたろう)」を名乗り、芸(げい)妓(こ)としてお披露目される。女将(おかみ)の乃莉(のり)さんは現在唯一の県指定無形文化財保持者(いしかわの至宝)であり、花外さんは「いまは教わるがままに稽古しているが、姐(ねえ)さん方を見習って芸の道を究めたい」と精進を誓った。

 花外さんの実家は一里野温泉の民宿で、緑豊かな白山麓で伸び伸びと育った。花外さんの母が着付けを習っていた百美流加賀百万石百美会の中村桂子理事長から「きれいな子がいる」と紹介された乃莉さんが芸妓にスカウト。鶴来高2年のころから着付けを習い、今年3月の高校卒業後、明月で本格的な修業に入った。

 「金沢に芸妓さんがいることも知らなかった」とはにかむ花外さんだが、「芸一筋に生きる姿がすごく格好よくて憧れました」と初々しい笑みを見せる。2月から踊りや三味線、大鼓(おおかわ)の稽古に励んでおり、芸事に厳しいことで知られる乃莉さんも「なかなか筋はいいわね」と目を細めている。

 「虎太郎」の名は明月の結(ゆい)さんが「麗ちゃんは寅(とら)年(どし)だから」と乃莉さんに語ったことから付いた。花外さんは「皆さんに覚えていただけるよう精進していきます」と意欲を新たにした。

 金沢伝統芸能振興協同組合によると、金沢三茶屋街の芸妓は、虎太郎さんのお披露目で計46人となる。

北國新聞社

最終更新:5/26(金) 2:14
北國新聞社