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コミー前FBI長官の議会証言、ホワイトハウスが阻止に動く可能性も

5/26(金) 0:11配信

Bloomberg

コミー前米連邦捜査局(FBI)長官は上院情報特別委員会での証言に向け準備を進めているが、ホワイトハウスあるいは司法省の特別検察官から公聴会出席の取りやめ、もしくは証言範囲の制限を求められる可能性がある。

昨年の大統領選にロシアが干渉したとされる疑惑や、トランプ大統領に近い人物が共謀した可能性を巡るFBIの捜査について、同特別委員会は先週、コミー前長官がメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日明けに公聴会で証言することに同意したと発表。トランプ大統領はコミー氏を5月9日に解任した理由について、こうした捜査が少なくとも一因だったとし、同捜査を「魔女狩り」だと批判している。

ホワイトハウスはコミー前長官がトランプ氏あるいは同氏の側近とのやりとりを開示するのを阻止するため、大統領行政特権を行使する可能性がある。トランプ氏はコミー氏にフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)を対象とした捜査の中止を求めていたと報道されているが、トランプ氏は捜査の中止を求めたことはないと否定している。

コミー前長官は恐らく、自身の証言やトランプ氏との会話のメモ提出をホワイトハウスが阻止しようとするのではないかと懸念しているだろうと、コミー氏の考えをよく知る関係者は匿名で話した。

かつてコミー氏の下でFBI上席捜査官を務めたロナルド・ホスコ氏は、「コミー氏は法の支配を重んじるが、真実を明かす必要性を信じる人物でもある」と指摘。ホワイトハウスがコミー氏の証言を妨害する行動に出た場合、コミー氏は反撃するだろうとホスコ氏は話した。

ロシア問題を捜査する特別検察官に指名されたロバート・モラー氏も、コミー氏に公の場で発言する内容を制限するよう求める可能性がある。モラー氏はトランプ氏とのやりとりに関するコミー氏のメモについて、FBIの公文書として機密扱いを主張する可能性もある。

原題:Comey’s Tell-All Testimony Runs Risk of White House Roadblocks(抜粋)

Chris Strohm, Andrew M Harris

最終更新:5/26(金) 0:11
Bloomberg