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債券上昇、日銀オペや超長期債の買いで-売りの判断当分ないとの声も

5/26(金) 8:07配信

Bloomberg

債券相場は上昇。前日に軟調推移となった超長期ゾーンへの買いが相場を押し上げたほか、日本銀行が実施した国債買い入れオペ結果も買い安心感につながった。

26日の長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭高の150円62銭で取引開始。その後も徐々に水準を切り上げ、取引終盤には150円75銭まで上昇。結局は17銭高の150円73銭で引けた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「きのう40年入札を通過して相場はややしっかり。超長期にはオペが入り、月内はもう一回のオペが残っており、相場はしっかりだ」と話した。「4月の売買動向では国内投資家が利益確定売りを先行させていたので、下値では買わないといけない。買うか買わないかの判断だけで、売るという判断は当分ない」との見方も示した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と変わらずの0.045%で開始。午後に入ると水準を下げ、1ベーシスポイント(bp)低い0.035%と1週間ぶりの水準まで買われた。

超長期債は堅調。新発20年物の160回債利回りは1.5bp低い0.555%、新発30年物の54回債利回りは1.5bp低い0.795%まで下げた。前日は弱めの40年債入札結果を受けて、超長期ゾーン中心に売りが優勢となり、20年、30年、40年債利回りがいずれも1週間ぶりの水準まで上昇した。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「きのうの40年債入札は素晴らしい結果ではなかったが、10年債や20年債には押し目買いが入った上、日銀のオペでさらに持って行かれた。米国経済指標も住宅部門や自動車販売などで弱くなってきている。月末にかけては大きな入札もなく、長期投資家の買いも見込まれるため、買われやすい地合いになるだろう」と話した。

日銀国債買いオペ

日銀はこの日、今月9回目となる長期国債買い入れオペを実施した。残存期間「5年超10年以下」が4500億円、「10年超25年以下」が2000億円、「25年超」が1000億円と、いずれも前回と同額。オペ結果では、超長期ゾーンの応札倍率が前回から低下した。

岡三証の鈴木氏は、日銀オペ結果について「悪くなかった」と分析。「日銀の買い入れが続く中で相場は底堅い展開が続く」と話した。

日銀国債買いオペ結果はこちらをご覧下さい。

Hidenori Yamanaka, Shigeki Nozawa

最終更新:5/26(金) 15:54
Bloomberg