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トランプ大統領の入国制限令、最高裁審理に近づく-政府は上告方針

5/26(金) 10:21配信

Bloomberg

米連邦高裁が25日、イスラム教徒が多数を占める6カ国から米国への入国を禁止するトランプ大統領の大統領令を「憎悪に満ちている」として、執行差し止めの地裁判断を支持したのを受け、米司法省はこれを不服として上告する方針を表明した。トランプ大統領は初めて連邦最高裁で争うことになる。

セッションズ米司法長官は同日、連邦高裁が執行差し止めの解除を拒否したことについて、同政権は「強く異議を唱える」と述べた。連邦高裁判事らは大統領令を「宗教的な不寛容と憎悪、差別に満ちている」と指摘した。

同長官は上告する時期には言及しなかった。政府は訴訟を継続しながら入国制限令を履行するための緊急措置を講じるよう最高裁に求める可能性もある。ただホワイトハウスはこれまでのところ、入国制限令を巡る数カ月の法廷闘争の中でこうした行動を控えている。

上院ではトランプ大統領が指名したニール・ゴーサッチ氏の連邦最高裁判事就任が先月承認されており、政府の立場は強まっている。入国制限令を復活させるには、最高裁判事9人のうち5人の賛成票が必要で、アンソニー・ケネディ判事の票が鍵を握ることになりそうだ。

最高裁が上告を認めて審理する場合、直ちに審理を開始するとの特別な判断を示さない限り、最高裁での上告審が始まるのは早くて秋以降となる見通し。

原題:Trump Travel Ban Nears High Court as U.S. Pledges to Appeal (1)(抜粋)

Erik Larson, Andrew M Harris, Greg Stohr

最終更新:5/26(金) 10:21
Bloomberg