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ドル・円が下落、ポンドなどクロス円の売りで3営業日ぶり安値更新

5/26(金) 12:45配信

Bloomberg

東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。英政治懸念や原油安を背景にポンドや資源国通貨が下落する中、クロス円の売りに押される展開となった。

26日午後4時24分現在のドル・円は前日比0.5%安の1ドル=111円28銭。早朝に付けた111円85銭から徐々に値を下げ、午後には3営業日以来の安値となる111円25銭を付けた。ポンドは前日発表の1-3月期の英国内総生産(GDP)の下方修正に続き、英世論調査での与党保守党の支持率低下が嫌気され、対円で約1カ月ぶり安値を更新した。

CIBC証券金融商品部の春木康部長は、東京市場ではポンドの下落が目立つ一方、ドル・円単体については「110円を攻めても下がらないが112円は重いということで、市場参加者も手が出なくなっている」と説明。この日発表の米経済指標が弱めの数字となれば、一定のドル売り材料となる可能性があるものの、「レンジ感を大きく切り下げるには至らない」との見方を示した。ブルームバーグ・データによると、円は主要16通貨全てに対して前日比で上昇。ドルも大半の通貨に対して上昇しており、一時はほぼ全面高となっていた。ポンドは全面安となり、対円では1.1%下げ、一時1ポンド=143円11銭付近まで下落した。対ドルでは一時0.6%安の1ポンド=1.2861ドルと12日以来の水準でポンド安に振れた。

資源国通貨も続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の減産延長合意が9カ月と予想通りとなり、原油相場が大幅続落したことが背景で、オーストラリア・ドルは対円で4営業日ぶりとなる1豪ドル=82円台後半、対ドルで1週間ぶりとなる1豪ドル=0.74ドル台前半まで下落した。ニューヨーク原油先物相場は時間外取引で一時1バレル=48.21ドルと1週間ぶり安値を付けている。

米経済指標が焦点に

ブルームバーグ調査によると、26日発表の4月の米耐久財受注は前月比1.5%減が見込まれている。1-3月の米GDP改定値は前期比年率0.9%増の予想。速報値は0.7%増と3年ぶりの低成長だった。

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最終更新:5/26(金) 16:37
Bloomberg