ここから本文です

シャープ:売上高3年後に3兆2500億円、今期黒字転換へ-新中計

5/26(金) 15:50配信

Bloomberg

シャープは26日、2020年3月期まで3年間の新たな中期経営計画を発表した。インターネットにつながる利便性の高い家電開発など4事業に重点を置き、海外事業なども強化して、連結売上高で17年3月期(前期)比58%増の3兆2500億円、営業利益は2.4倍の1500億円を目指す。

台湾の鴻海精密工業の傘下に入って初めての中計計画の策定となる。基本方針としてビジネスモデルの変革、世界的な事業拡大、経営基盤の強化を挙げた。具体的にはあらゆるも物とネットをつなぐIoTや人工知能(AI)を活用した住宅関連、法人向け業務、電子機器、ディスプレーの4つ事業に重点を置く。

戴正呉社長は大阪本社で開いた会見で、新計画のキーワードは「守りから攻めへだ」と述べ、V字型回復の実現に意欲を見せた。収益拡大に向け3年間で4000億円強の投融資を計画しているという。海外事業の拡大に関連して「条件が合えば米国で新工場を作りたい」などと語った。

同時に今期(2018年3月期)の業績予想も公表した。売上高は前期比22%増の2兆5100億円、営業利益は同44%増の900億円、純利益は590億円(前期249億円の赤字)と最終損益で4期ぶりの黒字転換を見込む。前期は減収だったが、営業利益は625億円と3期ぶりに黒字化していた。

シャープは液晶事業などの不振で悪化した経営の再建を進める中、2016年に鴻海に買収された。買収以前に18年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定。営業利益1200億円、同利益率4%を目指すなどとしていたが、鴻海傘下となり戴社長のもとで計画を練り直した。

2、3段落に詳細や社長コメントや追加しました.

Takako Taniguchi, Pavel Alpeyev

最終更新:5/26(金) 16:42
Bloomberg