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【日本株週間展望】続伸、足元の日米経済堅調を評価-2万円乗せも

5/26(金) 16:45配信

Bloomberg

5月5週(5月29日ー6月2日)の日本株は続伸しそうだ。米国経済の堅調や国内企業の設備投資拡大を評価する買いが機械、素材株など景気敏感セクター中心に入る。日経平均株価は心理的節目の2万円に乗せる可能性もある。

米国では6月1日に5月の供給管理協会(ISM)の製造業景況指数、2日に雇用統計と重要経済指標の発表が相次ぐ。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想では、ISM製造業指数は54.6と前月の54.8からやや低下するが、活動の拡大・縮小の境目である50は上回る見込み。雇用統計での非農業部門雇用者数は、17万6000人の増加と雇用の堅調ぶりを確認する可能性が高い。

国内では5月31日に4月の鉱工業生産、1日に1-3月期の法人企業統計が公表予定だ。鉱工業生産は前月比プラス転換、法企統計での設備投資は前年比3.8%増と前回並みの伸びとなる見通し。極東証券経済研究所の高橋豊常務は、「トランプ米大統領の『ロシアゲート』問題はいったん落ち着き、世界経済に対する楽観的な見方が再浮上している」と言う。

日経平均が2万円を回復すれば、2015年12月以来、およそ1年半ぶり。みずほ証券の中村克彦シニアテクニカルアナリストによると、チャート分析からみた当面の上値めどは2万200円。昨年の「W底」の一つである2月安値(1万4952円)から4月の戻り高値(1万7572円)までの上昇幅を1万7572円に足した水準だ。第4週の日経平均株価は週間で0.5%高の1万9686円84銭と反発。過度な米政治不安が後退する中、最高値の更新が続いた米国株堅調の流れが日本にも波及した。

・≪市場関係者の見方≫

ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄シニアファンドマネジャー「FOMC議事録を受け年内3回の米利上げ観測がやや後退、米長期金利が上がらず、日米金利差がなかなか拡大しない。為替が1ドル=111円前後でもみ合う見通しで、日経平均もあまり動かない公算が大きい。想定レンジは1万9500ー2万円。企業の前提為替レートの平均は108円前後で、現状水準なら業績上乗せが期待できるため、大崩れはない。ISM製造業景況指数は米景気の拡大を確認する好内容となりそうだが、ここからの景気加速は困難」

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最終更新:5/26(金) 16:45
Bloomberg