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欧州市場サマリー(26日)

5/27(土) 4:51配信

ロイター

[26日 ロイター] - <為替> 第1・四半期の米国内総生産(GDP)改定値が上方修正されるなか、ドル指数が上昇し1週間ぶり高値をつけた。英総選挙に関する世論調査でメイ首相率いる与党保守党と野党労働党との支持率の差が縮まったことを受けポンドは急落。ドル/円は111円台前半での取引。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸し、FT100種<.FTSE>は終値で過去最高値を更新した。一時は取引時間中の過去最高値も更新した。ポンドが1%以上値を下げたことが追い風となった。週間ベースでは5週続伸となった。

6月8日に行われる英総選挙に関する世論調査によると、メイ首相率いる与党・保守党の支持率は、野党・労働党に対するリードが5ポイントに縮小した。政治の先行き不透明感の高まりから英国の通貨ポンドが売られた。ポンド安は、FT100種に多い輸出企業にとって追い風になるほか、ロンドンにポンド建てで上場している銘柄には割安感が出る。

蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング<SPX.L>は8.5%高。加熱技術などを手掛ける米クロマロックスを4億1500万ドルで買収することで合意したことが好感された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 下落した。銀行株や石油株が売られ全体水準を押し下げた。週間ベースではほぼ横ばいだった。

STOXX欧州600種銀行株指数<.SX7P> は0.60%低下した。取引時間中は約1週間ぶりの安値をつける場面もあった。

資本不足が指摘されているイタリアの銀行、ポポラーレ・ディ・ビチェンツァとベネト・バンカに対する懸念が重しとなった。イタリアのパドアン経済財務相が25日、両行への支援を巡って投資家が損失を負うことはないと発言したにもかかわらず銀行株が売り込まれた。ドイツ銀行<DBKGn.DE>やバンク・オブ・アイルランド<BKIR.I>、英ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>などが大幅安となった。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 政治リスクが意識されたことで国債利回りが低下した。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは4ベーシスポイント(bp)低下の0.32%と、1週間ぶりの低水準を付けた。他のユーロ圏国債の利回りも2─4bp低下。ベルギー10年債<BE10YT=TWEB>利回りは0.684%と、4カ月ぶりの低水準を付けた。

INGのストラテジスト、パドライク・ガービー氏は「政治面で何点かポジティブな動きがあったが、今後、英国の欧州連合(EU)離脱交渉のほか、イタリアとドイツの選挙、スペインのカタルーニャ自治州の分離独立を問う国民投票が控えているほか、予測不可能なトランプ米政権という要因も存在している」と指摘した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

最終更新:6/11(日) 20:32
ロイター