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認知症ケア課題語る 宜野湾で学会、当事者や家族も参加

5/27(土) 6:30配信

琉球新報

 沖縄初開催となる第18回日本認知症ケア学会大会が26日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで始まった。全国各地の医療・介護者ら専門職と、今回初めて参加枠が設けられた認知症当事者、家族らが集い、治療の現状やケア事例報告などを通して、認知症の人と家族をどう支えていくか考えた。27日まで。

 大会長を務める北中城若松病院の涌波淳子理事長が講演し、沖縄県内の65歳以上の7・4人に1人、要介護者の7割が認知症という現状を紹介。地域での支え合いやサービスの充実など認知症への不安を取り除くための方法を挙げた上で、問題を「わたし」事として考える必要性を訴えた。

 「若年性認知症者の生涯ケア」と題したシンポジウムでは、当事者の大城勝史さんと支援者が登壇した。大城さんは認知症の家族会などの協力を得て会社と話し合い、配置転換で働き続けていることなどを報告した。

 「地域を支えるライフサポート」と題したシンポジウムでは、認知症の当事者や家族が集う「認知症カフェ」の先進地・京都の関係者が、上京区の取り組みから地域住民を運営に巻き込む重要性や事業所間の連携方法を紹介した。

 波照間島の小規模多機能型居宅介護事業所でケアマネジャーとして勤める慶田本恭子さんは「島のお年寄り一人一人に合わせた関わりがこれまで以上にできるようヒントを得られたら」と語った。石垣市から訪れた社会福祉士の女性は「課題や対応を振り返るいい機会になった。現場でどう生かすか考えたい」と積極的に会場を回っていた。

琉球新報社

最終更新:5/27(土) 11:21
琉球新報