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マイコラス優等生変身の裏にマギーのお説教

5/27(土) 14:10配信

東スポWeb

 お騒がせ右腕に、頼もしい“教育係”が登場だ。巨人は26日の広島戦(東京ドーム)は2―7で敗れ、広島に5連敗となった。先発のマイルズ・マイコラス(28)は、7回途中5失点で3敗目。ただ大暴れの前回登板から一転、この日は優等生スタイルで粘り強く投げ抜いた。右腕の変身の裏に、何があったのか…。探ってみると、実はあの先輩助っ人から、横暴な振る舞いを一喝されていたことが分かった。

 広島打線の勢いは止められなかったが、右腕の気迫は十分伝わった。4回に菊池にソロを浴び、6回には4安打でさらに3失点。この回を投げ終えた時点で、球数は今季最多の115球に上った。それでもマイコラスは首脳陣に続投を志願。5点目を失い、129球となった7回二死二塁でマウンドを降りたが、由伸監督は思いを酌み取っていた。「もう1イニングいくという本人の意思もありましたし、あそこまで投げてくれれば先発としてはね。取られた点は別として、そういった気持ちは大事な部分でもあるのかな」と評価した。

 前回19日のDeNA戦(横浜)では、降板の際に審判に不満をぶちまけ、ベンチを蹴り上げるなど、大暴れだったが、この日は感情をコントロール。最後まで粘り強く投げ続けた。

 課題のメンタル面で変化の兆しが見られたのは2回だ。安部のライナー性の打球を右翼の長野が後逸し(記録は三塁打)、一死三塁の危機を迎えたが、マイコラスは顔色を変えない。後続を2者連続三振で切り抜けると、ベンチでは駆け寄った長野に「気にするな」といった表情を返して、右こぶしを合わせた。

 試合後も報道陣に真摯に対応。「調子は良かったが、(6回は)相手が失投を見逃さなかった」と淡々と振り返った。どれもプロならば驚くような振る舞いではないが、マイコラスに関して言えば大きな変化だ。実は大荒れだった前回登板後、きっかけとなるような出来事があったという。

 ナインの一人がこう明かした。「選手のほとんどは『また暴れてるよ』って冷めて見ていたんだけどね。実はあの試合(DeNA戦)の翌日、マギーが本人を一喝したんだよ。マイコラスは珍しくシュンとして、話を聞いてたって。彼は人を見るところがあるけど、同じアメリカ人で、メジャー経験でも上の先輩に怒られたのが効いたんじゃないのかな」

 マイコラスの問題行動は、メジャーでも許されることではない。熱血漢のマギーとしては、見過ごせなかったのだろう。気になる“お説教”の中身について、マギーは「彼(マイコラス)とは普段からよく話をしているので、いつも通りの話をしただけだよ」とサラリとかわしたが、毎度の大暴れに参っていたチームメートは最敬礼だ。

 とはいえ、指揮官が認めるように、マイコラスの勝負にかけるムキ出しの熱さは魅力の一つでもあり、最近の巨人に欠けている部分でもある。今回見せた“成長”が一過性のものか、それとも本物か。次回登板に注目だ。

最終更新:5/27(土) 14:10
東スポWeb

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