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宮里藍の輝く功績 プレーと笑顔で女子プロの顔に

5/27(土) 11:12配信

琉球新報

 宮里藍(31)が26日、今季限りで引退する意向を表明した。2006年から本格的に参戦した米ツアーで岡本綾子の17勝に次ぐ9勝を挙げ、10年に世界ランク1位に立った。東北高(宮城県仙台市)3年でのプロデビューから14年。「藍ちゃん」人気で日本ゴルフ界に多大な功績をもたらした31歳の電撃的な引退表明に、県内のプロアマ選手らからは驚きや惜しむ声とともに、トップランナーとしての重責に対して「長い間ご苦労さま」とねぎらいの言葉が贈られた。

◇プレーと笑顔で魅了 人気爆発、女子プロの顔に

 宮里藍は冷静沈着なプレーと快活な笑顔で多くの人々を魅了した。10代から一線で日本女子ゴルフの“顔”として戦い続け、32歳を前に競技生活への別れを決めた。

 「何事もトップに、そして愛らしく、知的でさわやかな子になるように」との意味を込めて藍と名付けられたゴルフ一家の末娘。父がレッスンプロという環境で兄を追ってクラブを握り、子供の頃から世界を舞台に戦った。同い年の横峯さくらとはジュニア時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 歴史を変えたのは2003年秋のミヤギテレビ杯ダンロップ女子。18歳の高校生アマチュアが並み居るプロを抑えて勝利を飾ると、人気が爆発した。ほどなくプロ転向すると、テレビCMなどに引っ張りだこに。ゴルフには縁遠い人々にも知られる存在となった。

 05年に制覇した日本女子オープン選手権では、4日間で4万8677人の観客が詰めかけた。これは今も女子ツアーの史上最多動員記録。毎年のように賞金総額が史上最高額を更新している現在の女子ツアー隆盛の礎となった。

 ただ、最近は不振で優勝争いに絡む機会も数えるほどだった。「あとどれくらいプレーできるのかな。ある日突然『ああ、もういいや』って思うかもしれない」。30歳の節目を前にした一昨年に語っていた。

琉球新報社

最終更新:5/27(土) 11:12
琉球新報