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【楽天】ペゲーロ“世界最速”打球初速189・5キロ満塁弾

5/28(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆楽天6―1西武(27日・コボパーク宮城)

 火を噴くような打球が一瞬にして、場外へと消えた。1点リードの4回2死満塁。ペゲーロは左腕・ガルセスの甘く入ったスライダーをフルスイングした。打球はあっという間にフェンスを越え、右翼席と内野席の間に消えていった。特大の場外満塁弾だ。ボールは球場外の木の下に転がった。米マイナーで179発の大砲も「今までのキャリアの中でも、一番飛んだ本塁打だね」と自慢げだった。

 そのすごさを数字が物語る。打球や投球の軌跡を精密に測れる高性能弾道測定器「トラックマン」のデータでは推定飛距離153・1メートル、打球の初速スピードが189・5キロを示した。これは同測定器を導入した2014年以降、コボパークでは最長&最速。さらに米大リーグでさまざまなプレーを数値化するシステム「スタットキャスト」の公式ツイッターによると、左投手対左打者での打球速度の最速はレンジャーズのガロ内野手が19日に記録した185キロとされている。ペゲーロの一発は圧巻の“世界最速弾”だった。

 勝負を決定づける一撃にもなり、梨田監督も「非常に大きな一発だった。打った瞬間にどこまでいくのか、果てしなかった。大空に飛んでいった。松山千春の歌詞みたいだね」と名曲『大空と大地の中で』の歌詞を引き合いに出すほど、上機嫌に振り返った。

 かつて11年に米マリナーズでチームメートだったイチローが、ペゲーロの打撃を見て「すごいやつだ」と目を丸くして驚いたという。天才も認める逸材。今季は全試合に先発しチームトップの10本塁打、35打点で首位を独走するチームを引っ張っている。来日2年目の助っ人は「いい状態でプレーできている」と満足げだ。

 チームは好調・西武の連勝を5で止め、貯金を今季最多タイの17とした。好調イヌワシ打線の象徴ともなっている「2番・ペゲーロ」。記録にも記憶にも残るような、規格外のパワーを見せつけた。(安藤 宏太)

 ◆主な打者の打球初速スピード

 ▽筒香(DeNA) 6日のヤクルト戦(横浜)で放った本塁打が、159キロを計時した。

 ▽スタントン(マーリンズ) 単打ではあったが、194キロを計測。メジャーでは最速とされる。

 ▽松井秀喜(ヤンキース) 07年に放った本塁打が189・3キロをマーク。

 ◆トラックマンとは? 野球やゴルフの打球や投げたボールを分析する、デンマーク製の弾道測定器。もともとは軍事用に使用されていたレーダー式弾道追尾システム。それを応用したもので、ボールに電波を当てて、反射した電波の周波数のズレ(ドップラー効果)を利用して弾道などを計測する。球のスピードやスピン量、変化量、飛距離などを測定できる。メジャー全30球団には導入済みで昨年から情報を公開。日本では14年に楽天が最初に導入。東京Dなど複数の球場にも導入されている。

最終更新:5/28(日) 7:50
スポーツ報知

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