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”平成仮面ライダー”中村優一&井上正大が書道で決意表明 舞台『警視庁抜刀課 Vol.1』開幕 

5/27(土) 17:50配信

デビュー

 『月刊バーズ』で連載中の斎藤 岬のコミックを原作とする、舞台『警視庁抜刀課 vol.1』が26日より、東京・CBGKシブゲキ!!にて開幕。初日公演直前には、公開ゲネプロ&囲み取材が行われ、中村優一、井上正大、岩田華怜が書道による決意表明を行った。

【写真】迫真の殺陣シーンほか、舞台『警視庁抜刀課 Vol.1』ゲネプロの模様

『仮面ライダー響鬼』、『仮面ライダー電王』に出演していた中村優一と、『仮面ライダーディケイド』主演の井上正大という、“平成仮面ライダー”がW主演を務めることで話題を呼んでいる本作。“刀”に取り憑かれた人間による不可思議な事件が頻発するなか、警視庁の銃刀特別対策課―通称“抜刀課”の切通弥(中村優一)と、架光隼人(井上正大)のコンビが、怪しい力を宿した“憑き刀”と対峙する姿を描く。

 囲み取材には、中村、井上、岩田のほか、星元裕月、藤木かおる、宮崎翔太、伊藤陽佑、山本一慶が出席。警視庁最強の剣士・切通弥を演じる中村は「僕達は2ヵ月間、稽古の殺陣、本稽古を通して、本当に頑張ってきました」と振り返り、「これから千秋楽まで、1回1回大切に抜刀していこうと思います。頑張ります!」と宣言。切通の幼馴染でありライバルでもある架光を演じる井上は「『警視庁抜刀課』の原作を知っている方にも、そうでない初見の方々にも楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」と意気込む。

 切通&架光と対立する、源九郎義経を演じる山本は「殺陣もふんだんにありますので、みなさんに楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います」と語り、義経の相棒・武蔵坊弁慶を演じる伊藤は「先に言わせていただきますが…」と前置きしつつ、「俺はかーなーり、強い」と、中村が演じた仮面ライダーゼロノスの決めセリフを引用。すかさず中村が「それ、俺のセリフです!(笑)」とツッコミ、笑いを誘う。

 祖母から譲り受けた回禄刀の力に苦しめられる女子高生・六人部真名を演じる岩田は「『警視庁抜刀課』というコミック原作の初の舞台化、1作目に携われたこと、とても光栄に思います」と喜びをかみ締め、「最後まで全員怪我のないように、駆け抜けたいと思います」と気を引き締める。

 さらに「今日まで全員で作り上げてきました。それをお客様にしっかりとお届けできるよう頑張っていきたいです」(星元)、「今回原作にはないオリジナルキャラクターとして参加させていただきます。今までやってきたことを存分に発揮できるよう、頑張ります」(宮崎)、「千秋楽まで怪我のないように、冷静な心を忘れずにやっていきたい」(藤木)と、それぞれ一言ずつ意気込みを語った。

 また、キャストを代表して“書道による決意表明”を行うことになった、中村、井上、岩田の3名。前代未聞の試みに、井上は「新しすぎて、僕らはかなり動揺しているのですが、精一杯書かせていただきます」とコメント。中村は「筆持つの小学生ぶりくらい。ゲネプロより、こっちのほうが緊張する」と苦笑いを見せる。「衣装に墨汁が飛ばないように」と注意喚起されると、白がメインのセーラー服姿の岩田は、伊藤が着ていたライダースジャケットを借りて挑むことに。

 それぞれが真剣に書道に挑むなか、山本が「なんて書くかだね。各々ボケるも良し、真面目に書くも良し、書かないっていう手も……ありません! けっこうみんな集中しすぎて何もしゃべらないっていうね!」と、MCとして場を繋いで盛り上げる。

 そして完成した書を3人一斉に披露。大きく一文字「真」を書き、その下に小さく文字を書くスタイルの書を披露した岩田。「”『真』険に、『真』心こめて、『真』名だよ。”って書きました。真名の『真』でもあるし、今回真剣を使って稽古をしたりしたので」と説明すると、井上は「(岩田が演じる)真名の『真』に3つ繋がってるのね」と納得しつつ、「でも、真剣の“剣”の字が間違ってる気がするけど…」との指摘が入る。

 岩田は「ホントだ!! 緊張のあまり“険”しくなっちゃった~(笑)」と照れ笑いを見せつつ、「そんな険しい道のりもみなさんと乗り越えていきましょう!」と誤字にもめげず、上手いことまとめて場を沸かせていた。

 井上は「『ありがとう』という文字で『喜』という一文字にしてみました」とセンスが光る書を披露。「来ていただくお客様に、ありがとうという気持ちと、少しでも喜んでもらえたらという気持ちを込めて」と語ると、キャスト陣から「すごい!!」と称賛の声が上がる。そんな井上に対して中村は「だってさ、まーくん楽屋でめっちゃ練習してたからね」と明かしつつ、「いい味だしてるな」と感心しきり。

 一方、『納刀』と書いた中村は「この舞台は殺陣もありますし、千秋楽までみんなで怪我なく終わるように、納刀できるようになればいいなと思って。抜刀ではなく『納刀』にしました」とコメント。それを聞いた山本らは「素晴らしい!」と声を揃える。そんな中、岩田は中村と井上に対して「二人ともすごい真面目なこと書いてるけど、楽屋で私に『ネタに走れ』みたいなこと言ってきたから、ズルイ!!」と抗議し、笑いを誘っていた。

 時代劇における殺陣アクションの第一人者である青木哲也氏による殺陣稽古や、鵬玉会会長・武田鵬玉氏のもと、本物の刀を刀を握り居合稽古にも挑み、殺陣稽古に時間をかけて、”本物の殺陣”を見せるために奮闘してきたキャスト陣。原作の世界観を大切に、オリジナル要素を加えて展開されていく人間ドラマとともに、迫力ある殺陣アクションがふんだんに盛り込まれ、見るものを魅了する。

 天然で独断専行しがちな切通と、言葉は乱暴だが社交的で誰よりも周りを気遣っている架光という、真逆な二人のバディ感を、中村と井上が見事に表現。普段は無表情な切通が、ふと見せる天然な一面に思わず笑ってしまったり、危険を顧みずに突き進む切通に対して、架光が熱い想いをぶつけるシーンでは、男同士の揺るがない友情・絆に心打たれるなど、“平成仮面ライダー”の中村と井上がコンビ感もこの舞台の見どころの一つ。

 一方、切通と架光と対立する、憑き刀を集める謎の人物、義経と弁慶を演じる山本と伊藤のコンビは、どこか怪しげな雰囲気を纏いつつ、圧倒的な存在感で舞台の空気を一変させる。義経と弁慶という絶対的信頼感が築かれている二人が、憑き刀を集め続ける理由や二人の心の闇も、物語が進むにつれ次第に明らかとなっていく。

 刀の騒動に駆けつけた際、自身も取り憑かれしまったことで、婚約が破談になり、警官を辞めた袴田亮介(宮崎翔太)。そして、祖母から譲り受けた回禄刀を持ってるが故、村八分にされた女子高校生・六人部真名(岩田華怜)など、刀によって運命を狂わされた人々の様々なエピソードが折り重なりながら、物語が展開される。刀に翻弄されて孤独を抱える真名の現状に、自身の過去を重ね合わせ、真名を救おうと躍起になる切通。一方の架光も、自分の不注意により袴田の人生を狂わせてしまったのではないかと気に病み、袴田を救い出そうと奮闘する。

 ステージ上で繰り広げられる迫真のアクションや殺陣シーンはもちろん、それぞれが刀によって狂わされた人々と関わることで、壁にぶつかりながらも成長していく切通や架光など、登場人物たちの人間ドラマも色濃く描かれている。原作の世界観を守り、オリジナル要素を交えつつ、演劇として”リアル”を追求した、舞台化ならではの様々な魅力が詰められている舞台だった。

 舞台「警視庁抜刀課 Vol.1」は、5月26日(金)~6月4日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。なお、オーディションエンタメサイト『Deview/デビュー』では、中村優一のインタビューを掲載中(下記リンク参照)。

最終更新:5/27(土) 17:50
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