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日本経済と福島展望 前日銀福島支店長 中尾根氏が講演

5/27(土) 10:49配信

福島民報

 内外情勢調査会福島支部(支部長・内堀雅雄知事)の懇談会は26日、福島市のザ・セレクトン福島で開かれ、日銀金融機構局審議役で前福島支店長の中尾根康宏氏(49)が「これからの日本経済と福島」と題して講演した。
 中尾根氏は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の県内経済動向について「復興需要と賠償金によって経済全体が押し上げられ、げたを履いた状況」と表現。「徐々に全国に追い付かれ、その後に逆転される恐れがある」と展望した。
 鉱工業生産指数で見ると全国は回復基調にある一方で、県内は横ばいで全国との差が開きつつあると指摘。全世界的に需要がある自動車関連やスマホ関連の受け皿となる産業が相対的に多くないことが一因と分析した。
 その上で、国家プロジェクトの福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に触れ、「ロボットや医療機器、再生可能エネルギーなどの新産業を一つでも二つでも育成できるかが福島経済の分岐点になる」と結んだ。

福島民報社

最終更新:5/27(土) 11:14
福島民報