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“魂の殺人”性暴力 ひとりで抱え込まないで 被害者支援センターが映画製作

5/27(土) 6:01配信

上毛新聞

 “魂の殺人”と言われる性暴力への理解を深めてもらおうと、群馬県と被害者支援センターすてっぷぐんまは、映画「明日、また、会える。」(24分16秒)を製作した。群馬ゆかりの女優が出演し、県性暴力被害者サポートセンター「Saveぐんま」の活動を紹介している。前橋市を拠点に地域映画を撮影する藤橋誠さん(41)=埼玉県深谷市=が監督した。

◎群馬出身、在住の手島実優さん、yoshimiさん出演

 知人男性から性暴力を受けた女子大学生がさまざまな人と関わり合いながら立ち直ろうとするストーリー。誰にも相談できない性暴力被害者の苦悩や葛藤、悩みながらも支える家族の姿を描いた。「Saveぐんま」相談員が被害について聞き取る様子も盛り込まれている。県内在住の女優、手島実優さん、前橋市出身のシンガー・ソングライター、yoshimiさんが出演した。

 メガホンを取った藤橋さんは「認知された件数よりも多くの人が被害に苦しんでいる。多くの人が性暴力の問題について考えるきっかけになれば」と話している。

 政府の調査によると、女性の約15人に1人が異性から無理やり乱暴された経験があるが、そのうち警察に連絡・相談した人は約4%にとどまり、7割が「誰にも相談しなかった」という。すてっぷぐんまの桜井忠信事務局長は「1人で普段の生活を取り戻すのは難しいケースが多い。抱え込まず、まずは相談することが大切」と話している。

 映画はSaveぐんまのホームページで公開されているほか、DVDの貸し出しも行われている。問い合わせは県人権男女・多文化共生課(電話027-226-2901)へ。

最終更新:5/27(土) 9:24
上毛新聞