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トップインタビュー テモナ代表取締役社長・佐川隼人氏

5/27(土) 13:52配信

健康産業新聞

マザーズ上場、健康食品・化粧品のリピート通販支援

 テモナ(東京都渋谷区)は4月6日、東証マザーズに上場した。月額4万9800円で提供する『たまごリピート』は、定期販売やクレジットカード継続決済、ステップメールまで全業務の自動化が可能で、通販ノウハウを持たなかった中小や零細が相次いで採用している。健康食品や化粧品を取り扱う事業者を中心に、ネットやカタログ、チラシ、テレビ、医療機関、調剤薬局など1000社以上の導入実績を持つ。今後の事業展開について、佐川社長に話を聞いた。

―― 上場までを振り返って

 当社は、リピートITに特化したサービスとして、定期購入業務の大幅な効率化と、リピート率の向上が両立できる基幹システム『たまごリピート』をはじめ、サイト閲覧者毎に最適な画面を表示して成約に繋げる『ヒキアゲール』、毎月一定額の料金を支払うことでネットショップのおすすめ商品を届けるサブスクリプションコマース向けの『たまごサブスクリプション』を提供している。

 主な強みは、これらリピート通販の仕組みを提供するだけでなく、コンサルティングセミナーや勉強会、個別相談会、事業者同士のワークショップを、東京、大阪、福岡で月1回以上開催するなどクライアントの成長に注力している点。仕組みとノウハウを掛け合わせることで、健康食品や化粧品を中心に、フロービジネスをストックビジネスに転換させることを事業のミッションとしている。

―― 上場に伴う事業戦略について

 大きく2点ある。ひとつは、食品領域の支援を拡大していく。食品領域は、健康食品・化粧品市場の5~10倍大きく、さらなる拡大が期待できる。利益率の高い健康食品、化粧品と異なり、食品は賞味期限など廃棄が多く利益率も高くないが、10年近い弊社のリピートITの仕組みとノウハウを提供することで、廃棄の減少とともに、安定収益モデルの構築をサポートできる。

 もう1点は、クライアント対象を、年商10億未満から10億以上の上位層へ拡大していく。既存クライアントの中で売上高の拡大した事業者だけでなく、食品や製薬など異業種からの参入にも対応する。

―― 健康産業の事業者へ一言

 国内の通販市場は少子高齢化や広告費高騰などで逆風下にあり、売上が増えても利益が減るといった現象も。購入者が少なくなっていき、売れる機会が減少に向かう中、今後は、個別の顧客フォローを手厚くし、いかにLTV(ライフタイムバリュー)を高められるかがカギとなる。

 参入も多い健康食品や化粧品事業者の中には、良い商品を開発できても、スマホ通販の現状や、EC戦略に弱い企業も見られる。そうした企業に対し、1000社以上に提供してきたリピートITノウハウで支援するとともに、相乗効果を図る事業連携も前向きに模索していきたい。

健康産業新聞

最終更新:5/27(土) 13:52
健康産業新聞