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102歳金崎さん初の個展 佐々・小規模多機能ホーム「笑福」 短文400点「感謝」などテーマ

5/27(土) 9:19配信

長崎新聞

 「先祖に感謝し徳にあやかろう」-。長崎県佐世保市吉井町の高齢者施設で暮らしながら、感謝や健康をテーマにした短文を執筆している金崎三男さん(102)の初の個展が26日、北松佐々町の小規模多機能ホーム「笑福(えみふく)」で始まった。「書くことが元気の源」と語る金崎さんの人生観が垣間見える約400点が並ぶ。28日までの午前10時~午後3時。

 執筆活動の原点は、市内で精米所を営んでいた80歳のころ。飲酒運転や事故が減らない状況に心を痛め、交通安全を呼び掛ける標語を書き留めることにした。

 「みんなでつくろう 飲酒運転のない街」「おみやげは 無事故でいいのよ お父さん」-。

 筆ペンで書いた紙を店内に貼ったところ周囲の評判がよく、地域の人などに配るように。こうした活動が評価され、2009年には相浦署から感謝状を受けた。署内には今でも作品が掲げられている。

 交通標語のほか、自らの思いをつづった短文も数多い。14年から入所する高齢者施設では、毎月の誕生会前にお祝いの標語を贈っている。作品総数は5千点を超えるという。持病を抱えているが現在でも週に2回、約1時間机に向かう生活を送る。

 展示会では、これまで書きためた短文の中からよりすぐりを展示。「感謝の心で人に接することが明るい生活の基になる」など、「感謝」をテーマにした作品を中心にそろえた。

 100歳のとき、夢で先祖から「108歳まで生きなさい」と告げられたという金崎さん。これからも自分のペースで執筆活動を続けるつもりだ。

 【編注】金崎三男さんの崎は崎の大が立の下の横棒なし

長崎新聞社

最終更新:5/27(土) 14:12
長崎新聞