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夜空彩る「稀勢の里関」らに歓声 岡山・笠岡で火祭り「ひったか」

5/27(土) 23:38配信

山陽新聞デジタル

 約300個のちょうちんで時の話題や世相を表現する岡山県笠岡市金浦地区伝統の火祭り「ひったか」(市重要無形民俗文化財)が27日夜行われた。今年は大相撲で19年ぶりの日本出身新横綱となった稀勢の里関と、プロ野球・広島カープの元投手で昨シーズン限りで引退した黒田博樹さんが夜空を彩った。

 金浦湾に注ぐ吉田川を挟み、東の行者山と西の妙見山の中腹に、それぞれやぐら(約10メートル四方)を組み、ちょうちんを取り付けた。午後7時半すぎに灯がともると、妙見山に稀勢の里関の土俵入り、行者山に黒田さんの投球フォームと背番号「15」がくっきりと浮かび、見物の家族連れらから歓声が上がった。

 地元保存会によると「今後も優勝を重ねて大横綱に」「カープのリーグ制覇おめでとう。黒田さんお疲れさま」との思いを込めた。

 ひったかは「火を高くたく」が語源とされ、源平合戦で平氏が大軍を装うため、かがり火をたいたのが始まりと伝わる。28日には、同じく源平合戦に由来するという和船のこぎ比べ「おしぐらんご」が金浦湾で行われる。