ここから本文です

旧吉田茂邸に来場3万人 年間見込みを2カ月で突破

5/27(土) 11:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 大磯町は26日、4月に再建された県立大磯城山公園内の「旧吉田茂邸」の来場者が3万人に到達したと発表した。年間3万人との町の当初見込みを公開2カ月弱で突破し、中崎久雄町長は「反響は予想以上。リピーターと新規来場者を増やすためにも、心に残るものは何かを考えていきたい」と話している。

 来場者は4月20日に1万人を達成。大型連休の入りも好調だったことから、今月24日の午前中に3万人台に乗り、25日現在で3万1296人に上る。

 町が想定していた「3万人」は、同じく大磯城山公園内にあり、昨年11月にリニューアルした町郷土資料館から推算したもの。同資料館も25日までに2万7千人が来場するなど相乗効果も出ている。

 町は「15%が団体利用者で、近現代史や昭和の歴史を刻んできた施設に、シニア層が価値を見い出しているのでは」と分析。今後は、歴史的な政治判断を下してきた場を企業の管理職研修などにも活用し、価値を高めていきたいという。

 一方で、入館料500円が高いとの指摘も。町側は「早くて3年後にはなるが、指定管理者への管理委託も検討している。来場の勢いも続くとは限らず、将来的にも施設を維持させるために考慮した金額」と、見直しには慎重な姿勢だった。