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一つの「ミス」に見る、東海大相模の全国制覇の本気度

5/27(土) 16:59配信

カナロコ by 神奈川新聞

 【カナロコスポーツ=佐藤 将人】高校野球の第69回春季関東大会に臨んだ東海大相模。4度目の準優勝という結果に終わったが、新チームの「全国制覇」への意気込み、本気度が見えた大会となった。「甲子園」を目指すチームと、「甲子園優勝」を目指すチームの違いとはー。

 健大高崎(群馬)、作新学院(栃木)、浦和学院(千葉)といった甲子園常連校との接戦の中で、全国制覇への本気度が強く表れたのは、ある一つの「ミス」だった。

 準決勝、昨夏の甲子園を制した作新学院と対した。1点をリードされて迎えた六回の守りだ。1死一、二塁となった場面で、強烈なゴロが一、二塁間を襲う。

 抜ければ1点-。

 二塁の山田拓也がこれを横っ飛びで好捕したが、無理な態勢から放たれたボールはベースカバーの遊撃のグラブをそれ、このプレーを機に3点を失った。

 試合後、門馬敬治監督にこのプレーを問うた。

 勝敗の分かれ目になるかもしれない厳しい場面でこそ、ビッグプレーを狙うというチャレンジ。相模らしい攻めの守備だったと思うが、あのプレーについてはどう評価するかと。

 監督は即答した。

 「ミスですね。完全にミスです。二塁でアウトにしなければだめ。あれくらい、当然やれないとだめです」

 厳しい言葉の真意は、狙っているのは「甲子園出場」なのか「甲子園優勝」なのか、という点にある。

 この試合、結局は九回に3点差を追いついて、延長タイブレーク十回で逆転勝利を収めた。決勝で浦和学院に敗れた後、門馬監督は「課題だらけですね」と始めて、こう続けた。

 「このチームで夏を勝てるのかなと」

 この単純な言葉に、どれほどのメッセージを込めているか。

 その意図を知ると、山田拓のワンプレーが東海大相模にとっては「ミス」であった理由も見てくる。

 詳しくはカナロコスポーツで。

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